2009.10.15
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

そろそろ寒くなってきました。軽井沢の冬支度

軽井沢SOBO 代表 今野 篤

10月も半ばに差し掛かかり、朝の気温が頻繁にひとケタを指すようになってきた。冬はもうすぐそこまできている。軽井沢の厳冬期は、-20℃近くまで下がる。我が家では、冬支度が急ピッチで進んでいる。

我が家の冬の主役は、薪ストーブである。薪ストーブとはその名の通り、薪を燃料とし暖をとる。薪は貯木場へ行けばタダ同然で、家計にも自然にもやさしい暖房器具である。

揺れる炎を見ながら飲むコーヒーは至福のひと時である。かの天才レオナルド・ダ・ヴィンチは、揺らめく炎を見つめながら、アイデアを創出したとか。なんと神秘的なんだろう。早速試したところ、筆者の場合、残念ながら全くアイデアが浮かばない。やはり凡人のようである。無念。

しかし、このような快適な薪ストーブライフには、良質な薪が必要になる。そこで家族総出のイベントになる。

まず、伐採された丸太を輪切りにする。これを「玉切り」といい、切れ味のよいチェンソーで30~40cm程度に隅から隅まで切っていく。これが最高に楽しい!

この作業を長男坊(年長)がいつも後ろから見守っていて(?)、「いつかは、ジェンソー!」と名前が違うことなんかお構いなく鼻息が荒い。そんな遠くない日に、彼がたのもしく”ジェンソー”を扱う日は訪れるだろう。子は親の背中を見て育つとは、よく言ったものだ。

玉切りした丸太は、斧で割っていく。これまたエキサイティングな仕事である。特に、一撃で真っふたつになった時の爽快感たらありゃしない。世の中のお父さん、これはおススメです!

この薪割りには、どこからともなく長女(小2)も加わり、皆それぞれ身の丈に合った斧を振りかざし、薪割りをする。

割った薪は、積み重ね並べる。この作業のメインスタッフは、4歳の娘を筆頭とする子供たちである。ブロックを積み重ねる要領で薪タワーを作っていく。

この薪タワーを見上げると、今までの疲れも吹っ飛んでしまう。こうして半年以上かけ薪をしっかりと乾かし、来年の冬に使えるようにしておく。そう、今作っている薪は、今年の分ではなく来年用なのである。

冬支度、これほど家族一致団結するイベントはないかもしれない。
P9150006.JPGIMG_0676.JPG

今野 篤(こんの あつし)

軽井沢SOBO 代表
学生時代、自転車でアラスカ1,500kmを縦断。2008年、住み慣れた千葉から、大自然で子どもを育てるべく長野の軽井沢に移住。毎日がアウトドア、四人の子どもを持つ。

同じテーマの執筆者

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop