2009.10.01
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軽井沢より、子育て日記

軽井沢SOBO 代表 今野 篤

長野県・軽井沢町。

背後には浅間山(標高2,568メートル)がそびえ立ち、豊かな自然に恵まれている。気候は、避暑地にふさわしく冷涼で、年間平均気温は8度前後。夏でも平均気温は20度位で、最高気温が30度を越えることはめったにない。

また、東京から新幹線で1時間圏内にあることから、著名人の別荘が点在し、週末になると多くの観光客が訪れる。

実は軽井沢町の面積の半分以上が森であり、森が町の文化になっている。森には多くの動物が生息し、クマが出現することもしばしばある程だ。

そんな軽井沢の森の中に、ひっそり我が家も立っている。昨年、住み慣れた千葉から引っ越してきたばかりの、ピカピカの軽井沢1年生である。

ところで「SOHO」、この言葉をご存知だろうか。「SOHO」とは、small office home office の頭文字を取った略で、ソーホーと発音する。平く言えば在宅労働になるのだろうか。

更に発展してhomeが別荘になり、「SOBO」(ソーボー)なんていうスタイルもある。まさに、この「SOBO」が、我が家のライフスタイルであり、私のワークスタイルでもある。

我が家が、このスタイルを選んだいきさつは、子供を大自然で育てたかったからである。学生時代、私は自転車でアラスカを1,500km縦断した。その時受けた、大自然の尊大さとその脅威が、その後の軽井沢移住の根底になった。

そしてその10年後、軽井沢に我が家を運んだのである。お陰様で、我が家の悪ガキは、自然の中で大暴れである。氷点下だろうがお構いなし。基本は外遊び。あんなに好きだったテレビゲームの稼働率は極端に下がった。

自然は子供の心を豊かにするという。何も直感でいっているわけでない。興味がある方はデータを見てみよう。
http://natureactivity.wordpress.com/2009/08/24/%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%84%B6%E4%BD%93%E9%A8%93/

今回、「学びの場.com」と「軽井沢の場」を通じて、自然と触れ合う子供と、それを取り巻くライフスタイルをお伝えしていきたい。田舎の学校、冬支度、雪遊び、森の文化を通して、子供はどのように育っていくのか。きっと試行錯誤しながらもたくましく成長していくのではないだろうか。
karuizawa_p.jpg20080910296.jpg

今野 篤(こんの あつし)

軽井沢SOBO 代表
学生時代、自転車でアラスカ1,500kmを縦断。2008年、住み慣れた千葉から、大自然で子どもを育てるべく長野の軽井沢に移住。毎日がアウトドア、四人の子どもを持つ。

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