2009.07.31
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受験生にとっての「天王山」

滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長 安居 長敏

新型インフルエンザで臨時休校になった分を取り戻すべく、授業が一週間延び、ようやく先週金曜日(24日)に1学期の終業式を迎えた。8月26日の2学期始業式まで約1か月間、生徒たちにとってはお待ちかねの夏休みに入った。

しかし、休みだからといって気楽にしてばかりもいられない。希望する進路実現に向けて人生を切り拓くために、この夏休みをどう過ごすか・・・。高校3年生にとっては、まさに正念場にさしかかっている。

一昨年は中高一貫クラス担任として、昨年は学年主任として、この高3学年には関わってきた。でも、今年から中高一貫・中学部に異動し、校舎も離れ、高2までしか授業に行かなくなったこともあって、高3の生徒と会う機会も少なくなり、じっくり話をすることもなくなってしまった。

ただ、体育祭をはじめとする行事への取り組みや、保護者会など、1学期後半から本格化した怒濤のような日々を傍で眺めていて、改めて「高校3年生」という時期が人生に与える影響の大きさを思う。

本人たちはもちろんそうだが、それをサポートする担任の先生や進路指導部のスタッフ、あるいは保護者の苦労も、これまで幾度となくそういう時期を経験してきた立場からして容易に想像がつく。

時代が変わり、セオリーというか、こういうふうにすれば大丈夫といった生き方の基本パターンみたいなものが見えにくくなった。多様な価値観から生じる迷いや選択の難しさがそれに拍車をかける中、いかにしっかりした自分を持っているかということが、本人はもちろん、指導する側にも問われている。

大学進学をめざす者、就職をめざす者・・・。それぞれ道は違えども、この夏をどう過ごすかが結果を大きく左右する。特に大学進学をめざす者にとっては、受験勉強に勢いをつけ、志望校に一歩も二歩も近づきたい時期だ。

先日も、保護者会の後、偶然、高3の女子生徒と話をする機会があった。生徒会副会長として活動する中でいろいろ思うことや、自分の進路について率直な気持ちを語ってくれた。

「大変だけど、頑張るわ。応援しててや!」という彼女の目には、明確な目的意識と希望が映っていた。

そうだ、それでいいのだ・・・

最後に頼るのは自分自身しかない。
どうか負けずに頑張ってほしい。

安居 長敏(やすい ながとし)

滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長
私立高校で20年間教員を務めた後、コミュニティFMを2局設立、同時にパソコンサポート事業を起業。再び学校現場に戻り、21世紀型教育のモデルとなる実践をダイナミックに推進中。

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