2009.05.07
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

「家庭内でルールを」と一口に言いますが・・・・

栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭 鷺嶋 優一

 平成21年2月発表の文科省による携帯電話に関する調査によりますと、携帯電話の所持率は小学校6年生で、24.7%、中学2年生で45.9%だそうです。(文科省のHPより)数年前までは、急激な伸びを示していた子どもの携帯電話所持。ここにきてやや落ち着いてきたかという感じがします。その理由は幾つか考えられますね。
その1:ブログやメールなどによるトラブルの増加。
その2:脅迫犯罪につながる危険性とそれに伴う法令の改正。
その3:今まで被害者であった子どもが加害者になる可能性の増加。
その4:電話携帯各社によるフィルタリング規制
その5:文科省始め各自治体による「ケータイをもたせないようにしましょう。」などの運動
などでしょう。その上で、現在は「家庭内におけるケータイなどの使用ルールを決めましょう。」という呼びかけが中心だと感じています。
 情報教育を推進している私ですが、家庭では2児の父親。携帯電話は持たせていませんが、我が家でもルールを作らねばと意気込み私が次のようなたたき台を作りました。

○我が家のルール
一、朝は6時に起床すること。
に始まり
二、進んでお手伝いをすること。
などの次に、
三、平日はゲーム・テレビ・インターネットなどは、三十分以内とすること。
を入れました。どうだいいだろうといわんばかりの態度で家族に見せたところ、猛反発を受けました。
「そんな短いの。」
「無理だよ。」
「ルールだなんて、急にどうして?」
雰囲気が悪い中、結局、ゲームのみ三十分以内ということに落ち着きました。

ルール作り、意外に難しい。そして恥ずかしい限り。

皆様のご家庭ではどうですか?

鷺嶋 優一(さぎしま ゆういち)

栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭
この春、勤務校が変わりました。異動したての新鮮な気持ちをダイレクトにつづりたいと思います。そして「ICTと幸せ」についても小学校教育の視点から考えます。

同じテーマの執筆者
  • 樋口 万太郎

    京都教育大学付属桃山小学校

  • 石丸 貴史

    福岡工業大学附属城東高等学校 教務主任

  • 郡司 竜平

    北海道札幌養護学校 教諭

  • 中原 正治

    元徳島県立新野高等学校 教諭

  • 中川 宣子

    京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会

  • 川村幸久

    大阪市立堀江小学校 主幹教諭
    (大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年)

  • 大吉 慎太郎

    大阪市立放出小学校 教諭

  • 清水 智

    長野県公立小学校非常勤講師

  • 齋藤 大樹

    浦安市立美浜北小学校 教諭

  • 宮澤 大陸

    東京都東大和市立第八小学校

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop