2009.02.18
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「いのちの教育」/第10回子どもといのちの教育研究大会

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭 北川 誠

 昨年の2月11日の私のコラムでもお知らせした
http://www.manabinoba.com/index.cfm/8,9608,21,116,html?year=2008

 私が所属する教育学会「いのちの教育」/第10回子どもといのちの教育研究大会が開かれます。今年の研究大会は10回目の記念大会となり「いのちの教育のこれまでとこれから」と題して今月28日大正大学西巣鴨キャンパスで行われます。

私は前任校での校内研修をきっかけにいのちの教育は、子どもたちが自分自身を無条件に受け入れられるような感情、つまり自尊感情に関る問題を扱う教育であることを学びました。そして生命の尊さという抽象的な内容にせまるためにこどもたちの生活と関連して、教育活動を通していろいろな実践を試みています。

 ただ、残念なことに命は大切であると子どもたちがほぼ全員が自覚している反面、友だちに対しても「死ね」というような言葉を教室内で度々耳にしてしまうという現実があります。

 私自身、自分の生活をネガティブに考えずなんとかポジティブな考え方を知ることは自己肯定感を育むための有効な手立てになり得ると思うのですが、なかなか答えが見つからずにいるのです。(多分全国の先生も同じように悩まれているのではと勝手に思います。)

 今回そのようないのちの教育の最新の理論と小・中学校における実践例を紹介するいのちの教育の考え方と実際を収録した現代のエスプリ499が至文堂出版から刊行されました。
 私も昨年7月に行った道徳の授業「いのち輝く」を中心に執筆させていただいています。

     http://www.amazon.co.jp/gp/product/4784354999?ie=UTF8&tag=manabinoba-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4784354999

 当日は全国各地よりこの研究大会をきっかけに子どもといのちを考える輪がまた大きく広がることを期待しております。この大会に興味をお持ちの方では下記アドレスまで。

http://www.geocities.jp/inochi_no_kyouiku/index.htm

※写真は筆者の授業風景です。
090218kitagawa_1.jpg090218kitagawa_2.jpg9784784354993.jpg

北川 誠(きたがわ まこと)

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭
「駄洒落」を立派な日本の文化・言葉の見立てと考え、子どもたちからは「先生 寒~い」と言われてもめげず連発してます。モットーは「花には水を人にはユーモアを」。

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