3学期が始まり、学校現場は相変わらず忙しい日が続いています。
さて、子どもたちへの書き初めのために毛筆の指導をしながら考えたことがあります。それは子どもの個性という言葉のことです。
私たち教師はよく、子どもたちの個性を大事に。一人一人の個性を認め、個性を伸ばす。といったようによくこの言葉を使います。しかし具体的にはどういうことかあまり吟味されることなく個性を発揮すること=素晴らしいもののように思われています。 実は私は以前からこの言葉には、違和感を感じていました。
書き初めにはお手本があり、ある意味お手本通りに書けた作品がよい作品ということになります。一般に個性という言葉は、「普通の人と何かが違う」という意味で使われることが多い気がします。そういう意味では学校でフォローできる「個性」はかなり限られてくることが多いのではないでしょうか?
私が考える個性とは、「自分はこれが得意だ」「これが好きだ」「このことについては人に負けない自信がある」という(自分自身の)自覚ではないかと思います。それが一生の自信になるような自覚を持てるような方向に育てていくことが教師の役目ではないかと思うのです。
子どもたちが思い思いに書く書き初めの作品はきちんと基礎はちゃんとしてるんだけど、どうもまだ個性が足りないなと思うこともあります。そういう子どもこそ見る目のある大人が的確なアドバイスをしてあげなくてならないと思うのです。個性を伸ばす教育も大事だというのはそういうことではないでしょうかね。
さて、子どもたちへの書き初めのために毛筆の指導をしながら考えたことがあります。それは子どもの個性という言葉のことです。
私たち教師はよく、子どもたちの個性を大事に。一人一人の個性を認め、個性を伸ばす。といったようによくこの言葉を使います。しかし具体的にはどういうことかあまり吟味されることなく個性を発揮すること=素晴らしいもののように思われています。 実は私は以前からこの言葉には、違和感を感じていました。
書き初めにはお手本があり、ある意味お手本通りに書けた作品がよい作品ということになります。一般に個性という言葉は、「普通の人と何かが違う」という意味で使われることが多い気がします。そういう意味では学校でフォローできる「個性」はかなり限られてくることが多いのではないでしょうか?
私が考える個性とは、「自分はこれが得意だ」「これが好きだ」「このことについては人に負けない自信がある」という(自分自身の)自覚ではないかと思います。それが一生の自信になるような自覚を持てるような方向に育てていくことが教師の役目ではないかと思うのです。
子どもたちが思い思いに書く書き初めの作品はきちんと基礎はちゃんとしてるんだけど、どうもまだ個性が足りないなと思うこともあります。そういう子どもこそ見る目のある大人が的確なアドバイスをしてあげなくてならないと思うのです。個性を伸ばす教育も大事だというのはそういうことではないでしょうかね。
北川 誠(きたがわ まこと)
埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭
「駄洒落」を立派な日本の文化・言葉の見立てと考え、子どもたちからは「先生 寒~い」と言われてもめげず連発してます。モットーは「花には水を人にはユーモアを」。
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