2008.12.24
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

学級騒動記(6) TV番組作りで大騒ぎ

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭 北川 誠

社会科の学習で 自分たちの日常生活とTVとの関わりを考えながら、TV番組が供給されるまでの仕組み等について学ぶ学習があります。さらに国語の学習でも「自分たちの情報を発信しよう」という学習もしました。
 
 そこで、2つの学習のまとめとして実際にテレビ番組を作って情報を発信してみる学習に取り組みました。題材としてはクラスメイトのそれぞれの得意なものを紹介するという題して「ぼく私の得意技~5年1組それぞれの主人公たち」です。
その制作過程は…

自分たちでビデオ番組を作る計画を立てる。

 それぞれグループに分かれて、撮影する。

 撮影した映像を編集する。

 参観日に保護者に発表する。(3学期を予定)

という一連の流れで行いました。構成から、撮影まで、自分たちが考え、自分たちで創ったという満足感を感じることができる学習になったと思います。対象と目的がはっきりしていることと、制作者だけでなく出演者が自分たちであったということが番組制作に適していたようです。

 ただ撮影はNGの連続。とくにスポーツ系の得意技を持つ子の撮影は被写体の動きが速くフレームから外れてしまったり、被写体の子どもが緊張のあまり何度も取り直しをしたり(その間にバッテリーが無くなってしまったり)で普段何気なく観ているテレビ番組がいろいろな人の苦労の上で成り立っていることがよく分かったようでした。

 そして制作の過程で仲間で注意し合ったり、評価し合うことで、「伝えるための話し方、表現の仕方」を、自分たちで考え、実践できたと思います。

 年明けには完成した番組を懇談会で保護者に見ていただく機会を持ちたいと思っています。そのことが子どもたちにとっても励みになり、これから最上級生になる自覚が高まってもらえればと思っています。

※撮影中の様子です。この記事がアップされる終業式には番組が完成している筈?
RIMG0004.jpgRIMG0012.jpg

北川 誠(きたがわ まこと)

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭
「駄洒落」を立派な日本の文化・言葉の見立てと考え、子どもたちからは「先生 寒~い」と言われてもめげず連発してます。モットーは「花には水を人にはユーモアを」。

同じテーマの執筆者

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop