2008.12.10
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教師の休日 秘湯マニア? ニノキンマニア?のワタシ

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭 北川 誠

いよいよ師走、2学期も大詰めである。ハッピイマンディ法案のおかげで先月11月はお休みが多かった。こういうときは日頃の疲れやストレスをとるためには家にいちゃいけない。実は私は、温泉が大好きである。それもあまり人が行かないところに行く所謂秘湯マニアである。

 そしてさらに去年から同僚のO先生の影響を受けて、廃校になった小学校をリフォームしたところをネット等で探し、宿泊することの楽しみが加わったのである。(世間では廃校マニアというそうだがそこまで名乗る自信はないが…。)

 なにも毎日学校に勤めているのだから休日に泊まるところまで学校じゃなくてもいいんじゃないのと家族は笑うが、実は自分なりにこだわりがあって宿泊するのは木造校舎を改築したものに限るのである。

 今回行った伊豆半島の西側にある禰宜の畑(ねぎのはた)温泉 やまびこ荘はその条件をすべて満たしている私的(?)にはすごく落ち着く、懐かしい雰囲気を漂わせた西伊豆町町営の宿泊施設である。宿泊した校舎は昭和中期の建物だろうか。当時にフラッシュバックしそうな感じがすばらしい。さらにすごかったのは当時から授業で使っていた25メートルプールをそのまま温水プールにしてしまい、源泉の温度が40度以下と大分ぬるめの湯だがそれを加熱しないでじゃんじゃん流している。
 校舎の中にある小さい浴槽には60度の加熱温泉の蛇口が付いていて自分で好みの温度にして入ることができる。普通の温泉とは逆でこれも変わっていて面白かった。
 西伊豆ならではの鮮度の高い温泉を味わえる伊豆の秘湯のひとつであった。

 今回の旅行でもう一つ嬉しかったのはあのニノキンこと二宮金次郎の銅像に会えたことである。(これについてはまた次回機会があったら書きます。)

いずれにしても自分の小学生の時代。そのときの空気・におい・時間が戻ってきそうな小旅行でありました。
 ※やまびこ荘の写真です。
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北川 誠(きたがわ まこと)

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭
「駄洒落」を立派な日本の文化・言葉の見立てと考え、子どもたちからは「先生 寒~い」と言われてもめげず連発してます。モットーは「花には水を人にはユーモアを」。

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