2008.10.29
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学級騒動記(3) ミシンでレッツソーイング~

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭 北川 誠

5年生家庭科は、10月からミシンの学習に入りました。
もちろん、家庭科は担任である私が教えます。(実は得意なんです。)
課題は「ミシンで作って楽しく使おう~マイトートバッグ」です。

最近では一般家庭では以前と比べてあまりミシンを使わなくなってきています。
かっては、各家庭で作っていた学校へ持ってくる清掃用の雑巾や給食袋も百円ショップ等で買ってきてしまう子どもも多いし、手作り(風)の作品をわざわざネットで頼む人もいるそうである。

 そういう意味でも小学校の家庭科の学習で直線縫いだけではあるが、ミシン縫いの基礎的な技能を習得するのは大切な学習(実)の場であると考えることができます。

 指導で大変なのは機械への糸のかけ方、まるでパズルです。しかしこれを順番通りきちんと教えないと故障の原因になるし、だいいち危険です。当然「みんな、よーく見るんだよ!」という指導になります。
 

 でも子どもたちは大変興味を持ったようで、特に上糸が下糸を連れてくる一連の動作には特に感動したみたいです。(^o^)

 どの子もはじめて使うミシンと悪戦苦闘しながら、なんとかこの記事がアップする頃には自分のトートバッグを作り上げることができると思います。

 今回、学級通信で募集して保護者の有志の方数名にミシンの作業支援をお願いしました。
おかげで、担任一人で教えるのに比べてずいぶんと学習効率があがりました。このように学校の学習活動にゲストティーチャーや学習支援ボランティアなど多くの地域の人材を生かした学習指導の工夫をしてかかわることはとても大切なことだと思います。
ご協力いただいた保護者の方にはこの場をお借りしてお礼を申し上げます。m(_ _)m

 最後に授業中につい出たダジャレを一つ、ミシンがうまく動かなくてもミシン(疑心)暗鬼にならなくてもいいんだよ。(ちょっと5年生には難しかったのか全くうけませんでした。汗)
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北川 誠(きたがわ まこと)

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭
「駄洒落」を立派な日本の文化・言葉の見立てと考え、子どもたちからは「先生 寒~い」と言われてもめげず連発してます。モットーは「花には水を人にはユーモアを」。

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