2008.09.25
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「彼岸花」  わくわく感と不安感、ちょっとした楽しさ

元徳島県立新野高等学校 教諭 中原 正治

彼岸の入りにあわせて一斉に咲く彼岸花を知っていますか?
昨日までその姿も気づかなかったのに、彼岸花が咲き誇っています。
彼岸花と呼ばれることから、いやがる人もいるようですが、
私は、すてきな花だと思います。

強烈な印象の赤い花は、
一日で開いてしばらくその姿を見せてくれます。
毎日のありふれた風景の中に現れるので
「突然」と感じるのでしょう。
実は、普通に花芽を出して咲くのですが、
赤い花が咲くまでは普段の景色の中に溶け込んでいて
気づかないのです。

私たちは、自分のことに忙しく心を奪われているために
気づかないのでしょうか。
毎日の忙しさに、その変化に気づかないことは案外多いですね。
気づかないまま過ぎ去っているかもしれません。


9月は2学期制では前期の終わりです。
成績をつけ、通知票を書くのに忙しい先生も多いと思います。
私の場合は・・・
一つ一つ出来ることからしていく感じです。

教科「情報」の授業では、この9月に今年も四国大学の奥村英樹先生に、
インターネットを使った遠隔授業をしていただきました。
遠く離れたところから、今授業をしてくれていること自体が、
情報の教材なのだと思っています。
楽しい授業で、生徒も楽しんでくれたと思います。
先週は、技術評論社から新刊「これからはじめるネットショップ」を出された、
吉田喜彦さんとMakeShopの社長さんが学校に来てくださいました。
ネットショップを教科「情報」の授業の教材にしようと準備しています。
授業の教材として、この本とMakeShopを使って10月からチャレンジします。

新しいことをする、わくわく感と不安感は、ちょっとした楽しさでもありますね。

11月15日(土)16日(日)は、近畿高等学校総合文化祭徳島大会です。
私は、縁あって茶道部門のお世話をさせていただいています。
昨日も、茶席のお菓子をどのようにするか、
徳島のお菓子屋さんの富士屋の社長さんに相談に行きました。
高校生たちがどんなお菓子を考えるか、
その気持ちも取り入れてお菓子を作っていただけることになりました。
お茶会を準備する、お菓子を考える、・・・
一つ一つのことを、大切にすることが勉強なのだと、改めて思います。
出来合いのものを使えば簡単ですが、付き合うのは大変なエネルギーがいることです。
そこに人の出会いがあって、学びがあるのだと思うのです。

「つれづれ日誌」に書くことも今回で終わりです。
ここでも、わくわく感と不安感、ちょっとした楽しさを
ありがとうございました。

中原 正治(なかはら まさはる)

徳島県立新野高等学校 教諭
50代は、タイピングコンクールでシニアの部に振り分けられました。情報化社会に生きるのは若い世代も高年齢の世代も年齢に関係ないですね。情報と理科を担当しています。

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