2008.10.01
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学級騒動記(1) 1,2,‥3! にこだわる子どもたち。

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭 北川 誠

 みなさんこんにちは、私はこのつれづれ日誌の第1期・2期執筆者として今年3月までこのコーナーのコラムを担当していました。
 実はこの4月から市内の別の小学校に転勤しましたので3期はお休みさせていただいたのですがこの4期から装いを新たに担当させていただくことになりました。

 前任校では教務の仕事をさせていただいた関係から主に現場の状況や教育情勢に関しての意見コラムが多かったのですが、今回は3年ぶりに5年生の担任に戻って32人の学級の子どもたちとの学校生活を中心に思ったことを綴らせていただこうと思っています。半年間ですがどうぞよろしくお願いします。

 さて、今回の騒動記はいささか旧ネタ(?)かもしれませんが、世界のナベアツの芸の影響はすごいということです。確かにわかりやすい芸であり、子どもたちにもウケもいい。最後に自分で「おもろー」というのも、子どもたちにはかっこいいと映るのでしょう。しかし少し前に読んだ新聞記事によると、小学校では子どもたちが普通に数を数えられなくなっていて教室が大混乱しているとのこと。
 
 確かに私のクラスでも算数の時間はもちろん、朝の出席確認の時や体育の時間に号令をかけるとき等、いってみれば学校生活のあらゆる場面でどうしても3の倍数のときだけ、条件反射で「アホ」になってしまう現象があります。そしてなぜか首が横を向いてしまいます。

 しかし考えてみれば少なくとも、ナベアツ氏のまねをしようとすると少なくとも「3の倍数」は計算できなくてはならないわけです。
そういう意味では子どもにこれだけの「学力」を要求する芸人であるとも言えるのではないでしょうか?。(笑)

みなさんはこの現象どう思われますか?

※写真はクラスの男の子に協力してもらい、1,2,‥3! と数えてもらいました。
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北川 誠(きたがわ まこと)

埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭
「駄洒落」を立派な日本の文化・言葉の見立てと考え、子どもたちからは「先生 寒~い」と言われてもめげず連発してます。モットーは「花には水を人にはユーモアを」。

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