7月に入って,毎日が暑いですね。
冷房の効いた部屋から冷房の無い部屋に入ると、ねばりのある空気が重たく体にまとわりつく感じです。
今年6月に突然、教室に扇風機がつきました。
数年前から、近くの高校は教室に冷房が入っています。
流れは、教室にエアコンを設置する方向に進んでいます。
家でエアコンのある生活に慣れている生徒が、学校でエアコンの無い暑い中ではとても持たないということでしょうか。
みなさんはどう思いますか?
教室にエアコンは、・・・・
必要?それとも、いらない?
礼法室にはエアコンも扇風機もありません。
礼法室は和室の畳の部屋で、茶道の練習に使っています。
茶道の練習は風を通して畳を水拭きして始めます。
お湯を沸かしてお茶をたてるのですから、ちょっと熱中症にならないように気遣う必要があります。
生徒以上に、自分の体調を気遣わないといけないですね。
コンピュータ室は、以前から冷房完備で設置されてきました。
情報関連の授業は、この夏場は冷房の効いた部屋で授業なので、私は助かっています。
夏休み!さあ、楽しみが待っている!
って、そう思いますね。
でも、
エアコンが完備された学校で夏休みは必要なのでしょうか?
もともと夏休みはどのように課題設定されているのでしょうか。
今の生徒の実情を見ると・・・・、気になっています。
なぜ夏休みが必要なのか、考えてみるのもいいかもしれない。
と、思いませんか?
もっと自由に夏休みをどう活用するのかを学校ごとに考えてみると
楽しいかもしれませんね。
1年生の情報の授業では、タイピングの課題に取り組んでいます。
タイピングの練習には、経費がかからないということから
「毎日パソコン入力コンクール」の課題を使っています。
週2時間しかない授業でタイピングの課題を入れると、講義をする時間がほとんど取れなくなってしまいます。
タイピングは課題として必要かどうか意見が分かれるようです。
レポートを作成するのも、ある程度タイピングできないと時間がかかりすぎます。
生徒の中にはケイタイでレポート作成するという人も出てきているようですが、
キーボード・スキルは、次の学習機会や就職機会に必要なレディネスになっています。
高校1年生の課題は、はじめに、
ホームポジション(キーボードに両手を置く位置を覚える)の練習とキーボードのアルファベット配置を覚えるという課題をします。
ASDFGHJKL
何か分かりますか?
これは、ホームポジションの指を置くキーボードのアルファベット配列です。
練習開始です。
1)このキー配列を覚えます。
2)キーボードのキーに力を入れすぎないで、きちんと押すこと
3)10本の指を使うこと
4)姿勢を整えること
が課題になります。
姿勢が悪いとパソコンを使っていて体調を崩しやすくなります。
連続して長時間作業せずに、適度に休憩を取る必要があります。
作業するとき、自分の健康管理の知識も身につけてほしいポイントになります。
生徒にとって、ゲームをするときも同じですね。
この課題を時間をかけて取り組ませる理由は、
生徒のつまづくポイントを発見することと、頑張るとそれなりに成績が上がる実感を身につけてもらうことです。
カチカチと大きな音を鳴らしている生徒がいます。
キーボードのキーをたたく音です。
タッチタイピングができていないのです。
こんな大きな音を鳴らしながらキーを打っていたら疲れる?
それよりも周りがうるさくて嫌がるかもしれませんね。
毎年、アルファベットを読めない生徒がいます。
今年はなかなか覚えられない生徒がいます。
ぜんぜん読めないので、覚える意欲がすぐに萎えてしまいます。
気持ちの問題も大きいようです。
どのように頑張る気持ちを維持させていくかが課題になります。
週2コマの授業だけでは難しくて、今年は担任や英語の教師に協力をお願いしました。
ローマ字を書くことも、漢字が読めないことも、
できない生徒を見つけて、クリアさせていかないとタイピングはできません。
学習の方略を学ぶことや暗記するコツをつかむこともこのときに一緒に指導できればいいなと考えて取り組んでいます。
日本語入力の漢字変換のコツや操作方法を指導する前に、越えないといけない課題がたくさんあります。
このような当然できて当たり前の課題を、どこかでクリアさせなくてはと思います。
なぜ、高校まで来ているのに・・・と、思います。
でも、現実に目の前にいる生徒は、今できていない現実からスタートするしかないのですね。
夏休みは、このような生徒がチャレンジできるチャンスを準備できる期間であってほしいものです。
* * * * * *
写真は、ゴーヤのカーテンです。日差しをさえぎって涼しくしようということです。
学校で春先に作ったもの(↓ 2008/05/08公開記事参照)
http://www.manabinoba.com/index.cfm/8,9922,21,119,html
が大きくなってきています。
冷房の効いた部屋から冷房の無い部屋に入ると、ねばりのある空気が重たく体にまとわりつく感じです。
今年6月に突然、教室に扇風機がつきました。
数年前から、近くの高校は教室に冷房が入っています。
流れは、教室にエアコンを設置する方向に進んでいます。
家でエアコンのある生活に慣れている生徒が、学校でエアコンの無い暑い中ではとても持たないということでしょうか。
みなさんはどう思いますか?
教室にエアコンは、・・・・
必要?それとも、いらない?
礼法室にはエアコンも扇風機もありません。
礼法室は和室の畳の部屋で、茶道の練習に使っています。
茶道の練習は風を通して畳を水拭きして始めます。
お湯を沸かしてお茶をたてるのですから、ちょっと熱中症にならないように気遣う必要があります。
生徒以上に、自分の体調を気遣わないといけないですね。
コンピュータ室は、以前から冷房完備で設置されてきました。
情報関連の授業は、この夏場は冷房の効いた部屋で授業なので、私は助かっています。
夏休み!さあ、楽しみが待っている!
って、そう思いますね。
でも、
エアコンが完備された学校で夏休みは必要なのでしょうか?
もともと夏休みはどのように課題設定されているのでしょうか。
今の生徒の実情を見ると・・・・、気になっています。
なぜ夏休みが必要なのか、考えてみるのもいいかもしれない。
と、思いませんか?
もっと自由に夏休みをどう活用するのかを学校ごとに考えてみると
楽しいかもしれませんね。
1年生の情報の授業では、タイピングの課題に取り組んでいます。
タイピングの練習には、経費がかからないということから
「毎日パソコン入力コンクール」の課題を使っています。
週2時間しかない授業でタイピングの課題を入れると、講義をする時間がほとんど取れなくなってしまいます。
タイピングは課題として必要かどうか意見が分かれるようです。
レポートを作成するのも、ある程度タイピングできないと時間がかかりすぎます。
生徒の中にはケイタイでレポート作成するという人も出てきているようですが、
キーボード・スキルは、次の学習機会や就職機会に必要なレディネスになっています。
高校1年生の課題は、はじめに、
ホームポジション(キーボードに両手を置く位置を覚える)の練習とキーボードのアルファベット配置を覚えるという課題をします。
ASDFGHJKL
何か分かりますか?
これは、ホームポジションの指を置くキーボードのアルファベット配列です。
練習開始です。
1)このキー配列を覚えます。
2)キーボードのキーに力を入れすぎないで、きちんと押すこと
3)10本の指を使うこと
4)姿勢を整えること
が課題になります。
姿勢が悪いとパソコンを使っていて体調を崩しやすくなります。
連続して長時間作業せずに、適度に休憩を取る必要があります。
作業するとき、自分の健康管理の知識も身につけてほしいポイントになります。
生徒にとって、ゲームをするときも同じですね。
この課題を時間をかけて取り組ませる理由は、
生徒のつまづくポイントを発見することと、頑張るとそれなりに成績が上がる実感を身につけてもらうことです。
カチカチと大きな音を鳴らしている生徒がいます。
キーボードのキーをたたく音です。
タッチタイピングができていないのです。
こんな大きな音を鳴らしながらキーを打っていたら疲れる?
それよりも周りがうるさくて嫌がるかもしれませんね。
毎年、アルファベットを読めない生徒がいます。
今年はなかなか覚えられない生徒がいます。
ぜんぜん読めないので、覚える意欲がすぐに萎えてしまいます。
気持ちの問題も大きいようです。
どのように頑張る気持ちを維持させていくかが課題になります。
週2コマの授業だけでは難しくて、今年は担任や英語の教師に協力をお願いしました。
ローマ字を書くことも、漢字が読めないことも、
できない生徒を見つけて、クリアさせていかないとタイピングはできません。
学習の方略を学ぶことや暗記するコツをつかむこともこのときに一緒に指導できればいいなと考えて取り組んでいます。
日本語入力の漢字変換のコツや操作方法を指導する前に、越えないといけない課題がたくさんあります。
このような当然できて当たり前の課題を、どこかでクリアさせなくてはと思います。
なぜ、高校まで来ているのに・・・と、思います。
でも、現実に目の前にいる生徒は、今できていない現実からスタートするしかないのですね。
夏休みは、このような生徒がチャレンジできるチャンスを準備できる期間であってほしいものです。
* * * * * *
写真は、ゴーヤのカーテンです。日差しをさえぎって涼しくしようということです。
学校で春先に作ったもの(↓ 2008/05/08公開記事参照)
http://www.manabinoba.com/index.cfm/8,9922,21,119,html
が大きくなってきています。
中原 正治(なかはら まさはる)
徳島県立新野高等学校 教諭
50代は、タイピングコンクールでシニアの部に振り分けられました。情報化社会に生きるのは若い世代も高年齢の世代も年齢に関係ないですね。情報と理科を担当しています。
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