「楽習」にする方法まとめ
(1)ゲームは楽しい
子どもの支持率は高いです。雰囲気が良くなります。特に授業の導入、単元の導入にはもってこいです。
(2)クラスにはいろいろな子がいる
元気な子もいれば、おとなしい子もいます。聞くのが得意な子もいれば、話すのが得意な子がいます。子どもたちはそれぞれちがっていて、それが当たり前です。
(3)みんなが満足するためにはいろいろな活動を組み合わせる
テンションの高い活動だけではなく、じっくり思考する活動、聞く活動などを組み合わせるようにします。
(4)低学年では「知識活用好奇心」 高学年では「知的好奇心」
低学年では、自分の一言が周りを楽しませたり、反応してもらえたりする活動を行うのがいいと思います。高学年では「分かっていそうで分からない」という知的好奇心を大切にする活動を組み入れることが大切だと思います。
「学習」(モジュール学習)をするうえで大切なことのまとめ
(1)意味のある繰り返しを行う
必然性・達成感が生まれるようにします。
(2)双方向のコミュニケーション活動を仕組む
ビデオやデモを見ての練習で終わらず、人とのやりとりを行うようにします。
(3)言葉を使う場をイメージできるようにする
話す・聞くではなく、使う視点を大切にして活動を考えます。
「学修」にするために大切なことのまとめ
(1)目標の共通理解(2)思考できる時間と場をつくる
(3)自分の人生や社会に生かそうという意識を具現化できる
(4)これらを支え、次につなげる評価方法
来期も執筆させていただく機会に恵まれました。ありがたいです。
次号からは「学修」の部分について、ワークシートを中心に具体的な取り組みを紹介させていただきたいと思います。
また、新指導要領の主旨をふまえた小学校での英語教育について私なりの提案もさせていただけたらと思っています。具体的には、「小学校英語教育は、どうすれば"深い学び"になるか」というものです。
半年間ありがとうございました。
来期も読んでいただけたらうれしく思います。よろしくお願いします。

江尻 寛正(えじり ひろまさ)
倉敷市立連島南小学校 教諭
アクティブラーニングを意識した“子どもが学修する”小学校英語教育実践を紹介したいと思います。平成26年度「わたしの教育記録」(日本児童教育振興財団)特選受賞、「小学校外国語活動研修ガイドブック」(文部科学省)や「英語教育」(大修館書店)等で執筆協力。
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静岡大学教育学部附属浜松小学校 教諭
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