世代間交流ゲーム
1月29日(日曜日)のよく晴れた午前中、地域で行われた世代間交流ゲームに参加しました。「地域の人ともっと顔見知りになりましょう。」というのがねらいです。私はもともと地元の人間ではなく、住宅地に家を買って住んでいます。今年度からこの地域の小学校に勤めているとは言っても知り合いは少ない方です。ぜひ参加してみたいと思いました。
自転車を飛ばしてコミュニティセンターの広場についてみると、すでに70名ほどの人たちがゲームを始めていました。高齢者6割、子供3割、親たちが1割といったところでしょうか。ABCの3グループごとに次のようなゲームを回って楽しみます。
- 輪投げ
- グランドゴルフ
- アキュラシー(フライングディスクを直径170センチの輪にくぐらせる)
- ストラックアウト
世代によって距離を変えることでハンデを付けます。いや意外に難しい。でも楽しい。のんびりとゲームを楽しむ中で、「がんばって!」とか「すごい!」などど声をかけ合い、少しずつ顔見知りになって行きました。
ねらいは交流と長寿
各ゲームを一つずつやったところで休憩。温かいお茶とお菓子が待っていました。食べながら笑顔が広がります。
会を主催している社会福祉協議会長さんにお話を伺いました。会長さんによると世代間の交流とともに高齢者の健康対策も兼ねているのだということでした。「高齢者に元気になってもらうためには子どもたちの参加が欠かせません。子どもたちの元気な姿を見ているだけでお年寄りも元気になっていくのです。」 それはきっと子供たちにとっても良いことだと思いました。学力向上も大切ですが、子どもたちの健全な育成も大切です。それには地域参加が重要です。
休憩が終わって2回戦開始。1回目よりみなさん親密になった感じで会話も弾みました。名前は知らなくても顔見知り。笑顔が広がりました。
教員である私ができること
全競技が終了した後は、ビンゴと表彰式でした。5年生のY君はビンゴの成績が良かった上に、ゲームでも第1位となりたくさんの商品をもらってホクホク顔でした。
帰り道。自転車を走らせながら教員である私にできることはもっとたくさんの子どもたちが参加するように呼び掛けることだと思いました。
次回は2月に行われウオーキングを予定しているそうです。「地元に長く住んでいる人もあっと驚くような場所を紹介しますよ。」と会長さん。最後には豚汁もでるそうです。
ぜひ参加したいと思います。みなさんの地区にもきっとこのようなイベントがあるはず。ぜひ参加してみてはいかがですか?

鷺嶋 優一(さぎしま ゆういち)
栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭
この春、勤務校が変わりました。異動したての新鮮な気持ちをダイレクトにつづりたいと思います。そして「ICTと幸せ」についても小学校教育の視点から考えます。
同じテーマの執筆者
-
京都教育大学付属桃山小学校
-
福岡工業大学附属城東高等学校 教務主任
-
北海道札幌養護学校 教諭
-
元徳島県立新野高等学校 教諭
-
京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会
-
大阪市立堀江小学校 主幹教諭
(大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年) -
大阪市立放出小学校 教諭
-
長野県公立小学校非常勤講師
-
浦安市立美浜北小学校 教諭
-
東京都東大和市立第八小学校
-
尼崎市立小園小学校 教諭
-
千代田区立九段中等教育学校
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)
「教育エッセイ」の最新記事
