2008.05.05
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

新学習指導要領を見据えて

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

先般新学習指導要領が公示され、移行措置の概要も少しずつ明らかになってきています。

本校は、教育大学の附属学校ですので、やはり、先進的な取り組みを求められますし、研究成果を近隣の公立学校の先生方と共有していただきながらこれからの教育のあり方を考えていかなければならないというある意味使命みたいなものを感じます。(ちょっと大げさかもしれませんが・・)。

まず、今年度から前倒して教育課程を見直そうということで研究部を中心にカリュキュラムの見直しを進めています。

4月にまずやったことは、時間割を新学習指導要領にあわせて見直すことです。
移行措置が始まっていませんので、教科の内容まで完全に変えてしまうわけではないのですが、そのあたりまで見据えて研究を進めていくには時間割を考えていかなければならないと思います。
思い切って、今年から新学習指導要領での時間数を考慮に入れ組んでいきました。

前回の改訂の時には、時間数に削減があり、なかなか前倒しは難しかったのですが、時間数が増えているので可能と判断しました。
1年生でも6時間目の日が1日できました。

もともと本校は1年生に週1時間英語を取り組んでいますので、その分を考慮すれば、一般的には1年生に6時間目があるということはないと思います。
まだ、1年生は学校に慣れる段階なので実際には、ゴールデンウイーク後に6校時のある日ができます。6時間目のある日のスタートは上手く切れるでしょうか。

他の学年も心配したほどの戸惑いもなくスムーズに学校生活を送っています。
これからは、新しい指導要領を意識した実践研究を積み重ね、内外に発信できるように努力をしていきたいと考えています。

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop