2008.04.09
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

何の先生ですか?

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

学校法人山陽学園の野村泰介です。よろしくお願いします。私の肩書きは山陽学園法人事務局企画戦略室となっていますが、日常は「先生」と呼ばれています。といいますのも、仕事の大部分を占めるのが法人の中にある高校での「先生」だからです。4月からは2年生の担任をしています。

 法人で仕事をするときは学園の中・長期計画への提案や広報を、高校で仕事をするときは「先生」を、こんな働き方ですから「野村先生は何の先生なんですか?」と尋ねられたときは非常に困ります。普通なら「数学教師です。」とか「いやー、見たまんまの体育教師ですわ!」と会話の「つかみ」一言で終わるところなのですが、「話せば長くなりますよ・・・」となってしまうのです。

 なぜ話が長くなるのかというと、法人事務局の仕事と高校教諭を両立させているという話を一通りした後、必ず「高校では何を教えていらっしゃるのですか?」と、こう来ます。そんなとき私は「今年は地理を教えてます。」とか「最近は情報Aが多いですね。」とか「いやー、実は今年のデスクは図書館にあるんですよー。」という答えになってしまいます。
 当然相手は「そ-なんですかー。」と相槌を打ちつつもその表情は「???」。一体この人は何の先生なの?というなんとも怪しげな存在に見られています。

 私は大学を卒業し、高校一種「公民」の免許を取得しました。その後、学校現場で働きながら通信教育で「地理・歴史」「情報」の免許、そして「司書教諭」の資格を取得しました。そのために年によって担当する教科が異なります。現代社会も地理も日本史も世界史も、そして情報、コンピュータの理論から実習まで何でもやり(やらされ)ます。
 その結果、生徒からは「何の教科にも出てくるわけのわからない先生」というありがたくない評価をもらっています・・・。

 「野村先生、本当の専門は何ですか?」と聞かれるのも答えに困ります。大学では社会学を専攻していました。社会学というのは説明が難しいのです。小中学校の教科「社会」とは少し違いますから。そんなですから「一応、社会学を少々・・・。」と一言。

 「今年は」「最近は」「一応」どの質問されても歯切れの悪い接頭語がついてしまうというなんとも中途半端な男です。というわけで半年間、雑多な話題を書き連ねていきますのでよろしくおつきあいください。

野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop