2008.02.17
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■見通しを持つことの大切さ■

山形県川西町立小松小学校 教頭 小林 孝

先日、健診結果を聞くために、病院に行きました。予約で行ったのですが、同じ時間帯に何人か入っているため、30分くらい待つのは当たり前のようです。
ちょうど30分くらい経った時のことです。看護士さんが、順番を待っている一人一人に何か話しています。
「申し訳ありませんが、先生に急患が入ったため、しばらくお待ちください。診察を再開した後、あなたは何番目になります。」
というような内容でした。
その時は、診察再開見込み時間の話はありませんでした。

診察室へ入ったのは、それから1時間近く経ってからのことでしたが、不思議なことに、待つのはそれほど苦痛ではなく、イライラすることもありませんでした。
そうです。状況を知らされたことで、待つ覚悟ができたことと、何番目なのかが分かっているので、見通しを持つことができたからです。

「急患のため、しばらくお待ちください。」
という説明だけだったら、そんなに落ち着いた心では待てなかったかもしれません。
見通しを持つことの大切さを、痛感した出来事でした。
そして、日頃の授業や指導で、子どもたちにどのくらい見通しを持たせてきたのだろうかと、自問自答せずにはいられませんでした。

「何を・どうすれば・どうなる」「これをしておけば将来はこうなる」というように、
具体的な見通しを持つことで、がんばろうという気持ちになります。我慢することもできます。
常に意識して日々の実践に当たりたいと、思いを新たにした一日でした。

小林 孝(こばやし たかし)

山形県川西町立小松小学校 教頭
これまでの教員生活・自分の子育て・趣味(バンド活動)・日常生活などから、感じたことや考えたことを綴りたいと考えていますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

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