2008.01.08
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今年こそは!!  学校現場からの「偽装請負」の一掃

東京都 栄養教諭 宮鍋 和子

 「2008年は膿が出しきられる年」だそうです。2007年は「偽」という一文字に集約されていましたが、今年こそは、その「偽り」が正されるのでしょうか。

 学校現場に入り込んでいる「偽」といえばなんといっても「給食調理業務の民間委託」。偽装請負、違法就労が20年以上にわたって続けられ、挙句の果てに「厚生労働省から何の指摘もないから、われわれ(文部科学省)のやっている委託は正しいんだ」と開き直る始末。まさに、「見つからなければ何をやってもOK。」「指導や注意がなされるまでは見直す必要もなし」という有様。その文部科学省の勧め(指導)を受けて各自治体の教育委員会でも「偽装請負」による委託が増え続けています。

 人を育てる立場にある文部科学省の人間が、そのような考えなのですから、その教えを請うた人々が、社会に出て「偽」をなんとも思わなくなるのは当然のように感じます。人に言われるから正すのではなく、自ら考え、確認し、正していく。そんな姿勢こそ必要なのではないでしょうか。

「膿が出しきられる年」今年こそ、学校現場から「偽装請負」が一掃されることを願わずにいられません。


偽装請負の改善策
 ○給食業務を委託する場合、献立の作成、食材の選定、発注も含めたものにする
   (調理業務のみの委託(請負)や、調理員が代わるだけということはありえない)
 ○「学校栄養職員の職務内容」の見直しがされない場合、委託校への栄養職員の配置はしない


皆様にとりまして、幸多き年となりますように。

宮鍋 和子(みやなべ かずこ)

東京都 栄養教諭
定時制高校、聾学校(高・専)、中学校と勤務し、2007年春より小学校に勤務することになりました。学校給食を通して、子どもたちと一緒に、成長できたらと思います。

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