2007.07.10
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

収穫  植物の栽培

東京都 栄養教諭 宮鍋 和子

長さ14~15cm。直径3cm弱。
テカテカした緑色の物体を大事そうに持って、子どもがにぎやかに階段を降りてきます。
「なっ!なに?」
「へへへ。オクラ!」
「オクラ?」
確かによく見ると大きなオクラ。と、いうか巨大なオクラ!!

学年さんが屋上で育てていたものを収穫したそうです。

ビルに囲まれた本校の校庭はとても狭く、学年ごとに与えられる植物栽培スペースは約1畳。そこで、学年によっては、鉢植えした植物を屋上に持っていって育てています。

場所柄、子どもたちの目に触れる機会も少ないのが残念ですが、しかし、すくすくと育っていく植物たち。収穫があると、やっぱりうれしいようです。

「家に持って帰って、見せるんだぁ」
「そうかぁ、気をつけて帰るんだよ」

両手にしっかりと包まれて、大きなオクラが旅立っていきます。
うーん、あんなに大きくなると、どんな味がするんだろう?
食いしん坊な私としては、気になってしかたがない放課後でした。

宮鍋 和子(みやなべ かずこ)

東京都 栄養教諭
定時制高校、聾学校(高・専)、中学校と勤務し、2007年春より小学校に勤務することになりました。学校給食を通して、子どもたちと一緒に、成長できたらと思います。

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop