2007.06.09
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パソコン実習で手放せないツールKPCとは

立教大学コミュニティ福祉学部兼任講師/(有)教材ドットコム代表取締役社長 吉田 喜彦

パソコンの実習で、画面で説明したいとします。指示棒などで指し示しながら説明をするわけですが、その説明を残しておきたいと思ったことはないでしょうか。

「ここと、ここと、ここをクリックして、××と入力、そしてOKをクリックします」などなど。

勿論、事前にプリントとして配布できればいいですよね。しかし、なかなか、そこまで時間が取れない方も多いのではないでしょうか。

また、説明をしたとしても、生徒がきちんと見ていない、うまくメモを取れていない、強調したい、などの理由でスクリーンにその手順を残したいときが、多々あります。

そして、単にWEBを見せるというときでも、説明に集中してもらうために、ある個所を強調したいときがありますよね。そんなときに画面に直接、しかも、リアルタイムに○をつけられたり、矢印を書き込めたら、どんなにスマートでしょう。

たとえば、このような感じ。
http://www.kyouzai.com/blogimages/070604a.jpg
わかりやすくなりますね。

どんな画面でも、どんなソフト上でも書きこめる、そんな教師の願いをかなえる夢のツールが存在するのです。しかも、フリーソフトで・・・。

Kマーカー(KPC)
http://kanae.net/archives/kpc200/

このソフトの良いところは、動作が軽いこと、インストールを必要とせず、XPだけでなくVISTAでも使用可能なこと。フリーであることなどです。ソフトウェア操作中に、ショートカットでペンを起動、オフができ、思い立った時にすぐに使えます。

私はUSBメモリで常に持ち歩いていますが、企業研修などでプレゼンをしますと、よく質問が来るのです。

「先生!あの線はどうやって引くんですか?」

「実はね・・・・」

実はこれ、コミュニケーションツールとしても大いに役立つのでした。(^v^)

※「操作手順マニュアルがこんなに簡単に出来るなんて!」スクリーンショットを使い、手順書や教材を作っている方も多いと思います。しかし、それらよりもはるかに速く画面が記録できるソフトがあるんです。次回は、そんな効率化ツールを紹介します。お楽しみに!
070604b.jpg070604c.jpg

吉田 喜彦(よしだ よしひこ)

立教大学コミュニティ福祉学部兼任講師/(有)教材ドットコム代表取締役社長
情報系専門学校教員から独立し、97年より企業研修や大学、地域での生涯教育など教育活動を展開しています。研修講師ブログにて日々を公開中。

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