2007.04.28
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私が大学講師になれたきっかけ

立教大学コミュニティ福祉学部兼任講師/(有)教材ドットコム代表取締役社長 吉田 喜彦

新生活も始まり、だんだんと毎日のペースがつかめてきた今日この頃ではないでしょうか。

さて、私が大学講師になれたのはある出来事がきっかけでした。

私は、新社会人のとき専門学校の専任教員をしていました。当時はフリーではなく正規の教員で、担当した科目はマルチメディア制作。とても技術進歩が早く、日々新しい技術が登場し、教材研究などついていくのに必死でした。新任の頃、最初の3年間はその日のうちに帰ったことがなかったくらいです。インターネットで調べ物をし、遅くまで残って教材研究をする、そんな生活が続きました。

ただ、そこでインターネットに触れるにつれ、だんだんとある思いを抱くようになりました。

「私はネットを見て勉強をしている。教室ではないところで勉強出来ている。」

もちろん教室を軽視するわけではありません。しかし、教室以外での教育の可能性に触れてしまったのです。校舎だけでなくさまざまな場所で教育の可能性を見てみたくなったのです。

それからほどなく諸所の事情も重なり、専門学校での正規の教員としての契約を見直し、フリー契約としてもらいました。これがきっかけだったのだと思います。まもなくその専門学校に、偶然講師のオファーがあり、比較的自由に動ける私に声がかかったのだと思います。

もちろん当時はそのようなことは夢にも思いませんでした。結果論ですが、しかし、自分を信じて道を進んだことが活動を広げてくれたのだと思います。勿論過信やワガママはいけませんが、自分に正直に、自然体で生きていけたら、と常日頃思います。

※次回は、大学時代、私は新聞奨学生という制度にお世話になっていた、というお話です。お楽しみに。

吉田 喜彦(よしだ よしひこ)

立教大学コミュニティ福祉学部兼任講師/(有)教材ドットコム代表取締役社長
情報系専門学校教員から独立し、97年より企業研修や大学、地域での生涯教育など教育活動を展開しています。研修講師ブログにて日々を公開中。

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