2007.04.17
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ここからスタート 入学式に涙

東京都 栄養教諭 宮鍋 和子

桜満開の中、小学校の入学式が執り行われました。
卒業式には、つい、ウルウルしてしまうのですが、入学式は、これから迎える生徒たちを前に、どちらかというと、感動というよりは緊張のひととき。今回も、いつも通りの面持ちで式に臨んだのですが・・・

目の前に座るのは小さな子どもたち。来賓の「おめでとう」の挨拶に、「ありがとうございます」となんどもお礼をいうけなげさ。(30回以上繰り返したのではないでしょうか)
そして、2年生の歓迎の言葉。
「・・・一人で学校にこれますか?・・・」
突然、目頭がカーと熱くなりました。
「そうだよね。ここからスタートするんだよね」

中学・高校と大きく育った子どもたちをなんども送り出し、今回、初めての、小学校勤務。
はじめて学校に上がり、これからいろいろなことを学んでいく子どもたち。中学、高校と小生意気になったり、妙に大人びたり、友達関係や勉強のことで悩んだり。これまで送り出してきた生徒たちのすべてが、ここからスタートするんだと思った瞬間、今までにない感動がこみ上げてきてしまいました。

入学式から1週間。教室では、まだまだ緊張した面持ちの子どもたちが自席でじっと先生のお話を聞いています。
今週から、給食もスタートします。緊張も解けていき、学校にいる時間も長くなり、少しずつ、本領を発揮していくことでしょう。
どうしたら、この子達が、すくすくと育つことができるのか。私にとってもはじめてのチャレンジに胸が高鳴ります。

宮鍋 和子(みやなべ かずこ)

東京都 栄養教諭
定時制高校、聾学校(高・専)、中学校と勤務し、2007年春より小学校に勤務することになりました。学校給食を通して、子どもたちと一緒に、成長できたらと思います。

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