2016.01.01
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自分達の成長を実感させる「~力」

陸中海岸青少年の家 社会教育主事 村上 稔

 大きな行事等が終わった後、先生方は子ども達にどのように振り返りをさせていますでしょうか?全体で話し合ったり作文を書かせたり…あらゆる手立てで、成長を実感させていることと思います。

 

私は、よく「どんな力がついたか」を考えさせます。一人一人が、自分に身についた「~力」を考えるのです。2学期の大きな行事の一つに学習発表会がありました。発表は、大成功に終わりました。その振り返りの時間…一年生なりに、考えました。

 

○みんなで協力する力 ○姿勢よく頑張る力  ○大きな声を出す力

○きれいに歌う力      ○本気を出す力  ○みんなで揃える力

など、多くの「~力」が出されました。どんなところから、この力がついたのか…具体的な場面を話し合い、全体で成長を確認できました。

 

身についた「~力」は、短冊に書いて掲示しました。そのことで、自分達の成長を可視化できます。また、掲示したことで常に意識させることができます。

学習や生活のあらゆる場面で、「今は、どんな力が使えそう?」と行事の成長に立ち返ることもできます。整列に時間がかかる時…給食の準備をする時…朝の会の歌…

「~力」を発揮する場面は、頻繁にあります。行事はもちろん、普段の生活でも、振り返りの機会は大切だと考えます。どんな力がついたかを考えることによって、より自分達の成長を実感できます。

村上 稔(むらかみ みのる)

陸中海岸青少年の家 社会教育主事


前任校では、社会科を専門として授業実践を積み重ねてきました。2020年4月から学校現場を離れ、社会教育主事として勤務しています。社会科の授業研究や社会教育全般について発信していきたいと考えています。

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