当たり前のことを当たり前に思わない…
感謝の気持ちをもてる…
担任外の先生方の目に見えない動き、サポートに気付く子ども達を育てていきたいと考えています。
講師時代に担任外の経験があります。行事や授業など、担任の先生方や子ども達が動きやすいように、様々な準備をすることがありました。
特に、用務員の方々の力の大きさを感じました。
校庭や校内の環境整備、清掃、大工仕事…
一緒に作業したこともありますが、実に幅広い仕事をしています。
自分が担任になったら、子ども達の見えないところで、担任外の先生方のサポートがあることに気付かせたいと思っていました。
どのように気付かせるか…
あらゆる手立てはあると思います。
今年は一年生担任。
先日、ふとできた隙間時間に机の中の整頓をさせました。すると、「ロッカーや身の回りも掃除したい」と話す子ども達。そこで、短時間ですが整頓する時間にしました。
終わると、「スッキリした!」「勉強も頑張れそうだ!」と話し出します。
その後、教室環境を整える大切さを話しながら、
「全校のみんなが気持ちよく生活できるため、勉強を頑張れるようにするために働いてる人」について考えさせました。すると、用務員の方々や担任外の先生方の名前が。
会った時、見かけた時には、「いつもお掃除ありがとうございます。」って言わないと!
と話す子ども達。一年生らしい素直な言葉だと思いました。
目に見えない動き、サポートに気付くようにするため、様々な指導があると思います。子ども自身が気づき、感謝を伝えられるように…まだまだ手さぐりですが、よりよい指導を探していきます。

村上 稔(むらかみ みのる)
陸中海岸青少年の家 社会教育主事
前任校では、社会科を専門として授業実践を積み重ねてきました。2020年4月から学校現場を離れ、社会教育主事として勤務しています。社会科の授業研究や社会教育全般について発信していきたいと考えています。
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