2015.10.15
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学級通信発行のメリット

陸中海岸青少年の家 社会教育主事 村上 稔

 第18期執筆をさせていただく村上稔といいます。岩手県で採用3年目の小学校教諭です。自分の実践を振り返り、アウトプットすることを通して、教師としての力量を高めたり、子ども達に力をつけたりしたいと考えています。少しでも、読まれる先生方の学びにもつながると幸いです。

 

今回は、学級通信のことを話題にしたいと思います。学級通信は、

・出さなくてもいいもの

・しかし、出すことで多くのメリットがあるもの

だと考えています。私は原則日刊で発行していますが、決して無理はしません。教材研究…事務仕事…家庭の用事などが第一です。

メリットとしては、以下のことがあると考えています。

 

指導の記録としての活用

どんな発問をし、子ども達がどう答えたか…どんな反応や活動があったか。授業内容を載せることで、授業記録を残すことができ、省察ができます。研究会のような授業記録ではなく、学級通信向けに加工します。

 

子どものよさをみつけるようになる

学級通信には、子ども達の頑張りやよさを載せています。そのことで、一つ一つの行動を価値付けすることができます。学級全員の活躍を見つけるために、子ども達一人一人のよさや活躍の場面を見逃さない目を養うことができます。

 

家庭との連携が深まる

学級通信を多く発行することで、家庭との連携が間違いなく強くなります。どの家庭でも、我が子の学校生活の様子は気になるもの。そこで、写真や文章で活躍の様子を伝えていきます。また、学校の出来事を面倒くさがって話さない子も多くいます。通信を通して、話題にすることもできます。

以上、学級通信発行のメリットについて書きました。ぜひ感想やご意見いただけると幸いです。次回は、発行し続けるためのポイントについて書かせていただけると予定です。

村上 稔(むらかみ みのる)

陸中海岸青少年の家 社会教育主事


前任校では、社会科を専門として授業実践を積み重ねてきました。2020年4月から学校現場を離れ、社会教育主事として勤務しています。社会科の授業研究や社会教育全般について発信していきたいと考えています。

ご意見・ご要望、お待ちしています!

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