本棚の片付けをしている際、大学の「同窓生名簿」が出て来た。
あれから30年以上経ってしまったのかと、時の流れの早さに改めて気付い た。
開いてみると懐かしい名前が次々に現れ、一時間余りページを捲り続け、懐かしさに浸った。
長い時間が経っても不思議とすぐに面影が思 い浮かんでくる。
殆どの人とは卒業以来会っていず、今頃どうしているのか、元気でいるのか思いを馳せた。
学部の特徴から教職に就いている 人が最も多い。
中には管理職になりリーダーシップを発揮している人もいれば、学級担任にこだわり、日々子ども達と直接関わり続けている人もいる。
立場は様々であっても、皆、50歳代のおじさん、おばさんになっていることは確かだ。
仕事をはじめ、子育て、地域などで苦労している人 もいるだろう。
中には志半ばで訃報が届いた仲間もいた。
意外にも当時元気で若々しかった人が・・・。
残された私達は、彼らの分までしっか り生きていかなければならないと肝に銘じた。
そこで今の自分はどうなのか、改めて振り返る機会になった。
自分が描いた理想のようにはいかず、紆余曲折を経て何とか生きている。
我ながら良くここまでやってきたとも思うが、まだまだ人生半ば、長い老後の前にやっておきたいことが沢山ある。
しかし、若い頃のように勢い任せにはいかないので、余り気張らずその日にできることにじっくり向き合い生活していきたいと思う。
橘田 重男(きった しげお)
小学校25年、短期大学幼児教育学科5年勤務後、現職。ライフワーク:ユーモアの感覚、シンガーソングライター:ナンジャモンジャ、走歴34年長距離ランナー(現在、壮年ジョッガー)。所属学会:日本笑い学会・日本子ども学会・日本保育学会他。
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