2015.07.13
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

大学入試センター試験

静岡福祉大学子ども学部 教員 橘田 重男

半年前、1月中旬の土日に大学入試センター試験の監督を経験した。
朝8時から夜7時まで、丸2日張り付きで正直大変疲れた。
覚悟して臨 んだつもりだったが、翌週は心身共におかしかった。
初体験ということもあったが、それだけ神経を遣ったためだろう。
真剣に試験に向かう受験生にすぐ反応できるように、常に目を配り、気を張っていた。
時代や社会は変化しているが、受験生にとっては人生を左右するほど重要な時間だ。
科目によるが、解答時間80分に耐えられる体力、気力、集中力が求められる。
一言で言えば「総合耐性力」ではないか。
特に2日間フ ルエントリーの受験生は集中を途切らせることはできない。
中には、申し込んだものの、2日間空席もいくつか見られた。
本番前に尻込みした のか、諦めてしまったのか・・・。
受験に来ても、途中から集中力が切れ、注意散漫になり、中には顔を伏せて居眠りを始める生徒もいた。
高 い受験料を払っているのに、とも感じた。
入試制度も数年後変わるようだ。
そのシステムに対応した受験準備も必要になる。
また、受験を乗り 越えた後にも、就職をはじめ様々な試練が待ち受けている。
基本的な学力に加えて、カベを乗り越えられるパワーや執念、人間的な総合力こそが問われていくような気がする。

橘田 重男(きった しげお)

小学校25年、短期大学幼児教育学科5年勤務後、現職。ライフワーク:ユーモアの感覚、シンガーソングライター:ナンジャモンジャ、走歴34年長距離ランナー(現在、壮年ジョッガー)。所属学会:日本笑い学会・日本子ども学会・日本保育学会他。

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop