募集対策科の中心メンバーとなり、塾訪問が開始しました。
とはいえ、訪問する地域は
東京区内でも埼玉・千葉へのアクセスがしやすいため、
自分が生まれ育った東京西部とはいろいろと事情が違います。
不安はありましたが
「新人の武器は、いろんな質問ができることだよ」
と、大先輩にアドヴァイスをいただいていたので
質問しながら勉強していこうといざ出陣。
★ ★ ★
教員は、普段は学校内で生活しています。
運動部の顧問なら、練習試合などで
地域の学校と交流があるかもしれませんが
そうでない場合、他校との関わりは皆無です。
つまり、学校の外からの声に触れる機会が少ないのです。
実際、昨年度の私は、家と学校の往復で毎日が終わっていました。
だから、塾訪問をして、更にこちらから質問するというのは
学校を客観視する絶好のチャンスなのです。
こうして、こちらから発信しきれていない情報は何なのか
外側からは見えない学校の魅力は何なのかを自覚することができます。
今までは、週末の学校説明会で
受験生たちに一方的に情報を発信しているだけ、という具合でしたが
塾訪問を繰り返しすることで
相手が求める情報、こちらが強調したい情報を
明確に伝えられるはずです。
★ ★ ★
午前中、生徒に『教える』立場にたって
午後から塾に『教えてもらう』ようになるには気分を変えねばなりません。
私にとって、洋服はその重要アイテムです。
見慣れないのか、生徒がいろいろ騒ぎますが
似合うかどうかはいいのです(笑)。
テンションの問題です。
★ ★ ★
そう考えると、おかしな話ですが
毎日制服姿の生徒がネクタイをだらしなくのばしたり
こっそりリボンに刺繍を入れたりしたがる気持ちもわかりますね。
……おやおや?

四ツ分 祥子(よつわけ しょうこ)
駿台学園 英語科常勤講師
塾講師5年、私立高校にて非常勤講師2年を経験。2011年度から新天地で常勤講師として勤務。
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