2012.05.02
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「きちんとした服装」の理由

駿台学園 英語科常勤講師 四ツ分 祥子

軽音部といえば

髪は黒以外の色で逆立っており

ネクタイやリボンはシャツの第2ボタンまで下がっていて

スカートは膝上20センチ、ズボンはパンツの下で裾を擦って歩き

ピアスの1つ2つはつけているかもしれない・・・

とは言わないまでも、派手な印象は強いのではないでしょうか。

 

* * *

 

イメージというのはとても強力で

実際にはどういう人であっても、身なりや言動からくる印象が

先行してしまうことはよくあることです。

日頃、生徒と直接関わっている教員なら

そのような誤解はまだ薄いのだと思いますが

偶然ぱっと眼にとまった生徒が髪をツンツンさせていて

たまたまシャツの裾がズボンから出ていようものなら

もうそうした目で見られてしまいます。

 

*  * *

 

「俺たち、服装はしっかりしてるもんな」

話し合いの席で、部員の一人が言いました。

人一倍頑張って、演奏の腕を上げようと邁進している生徒です。

見た目はきちんとしておくこと。

それは、価値あることです。

見た目には、知らず知らずのうちに人を味方につけてしまうほどの力があるのですから。

本物の気持ちのある生徒は、その価値をわかっています。

四ツ分 祥子(よつわけ しょうこ)

駿台学園 英語科常勤講師
塾講師5年、私立高校にて非常勤講師2年を経験。2011年度から新天地で常勤講師として勤務。

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