みなさま
あけましておめでとうございます。
遅ればせながら。
今年の抱負は
淡々と、粛々と、要領よく、です。
要領よくというのは、つまり
もう少し事務作業の時間を短縮できるようになろう
ということです。
* * *
初記事ですが、仕事始めから気になったことを取りあげます。
* * *
私がしたくない言い訳のひとつに
「忙しくて」
というものがあります。
とはいえ、前に学びの場の記事を落としたときに
編集者様にこの言葉を使って弁明しました。
でも実際は
そんなことを言っていたら
担任などはやっていられませんし
どんな職場でも状況は同じだと実感的にわかってきました。
忙しいには忙しいでも
言い訳としては使いたくないなと、今では思うのです。
* * *
それに、言霊ですから
きっとそれを口にしたら
気持ちに余裕がなくなって
配慮すべきところにも配慮できなくなると思うのです。
たとえば
先入観をもつこと。
これは私が実体験として
どうしても受け入れがたい仕打ちです。
教員になってからも
自分自身がなるべくこれに惑わされないようにと
気をつけてはいたのですが……。
* * *
新年早々ですが、この時期は
春高バレーの応援や出張など
イレギュラーな動きがいろいろあって
更に入試や卒業式の用意など
控えている大物がまだたくさんあります。
とはいえ
卒業生を見送るのは、教員にとって一大イベントです。
彼らへのプレゼントとなる卒業アルバム用に写真を選ぶにも
妥協なぞできません。
私は初年度ですから
3年間連れ添った担任の先生方と比べれば
たいした思いにもならないでしょうけど
それでも
思い出の写真を何百枚も見て
同じ時を共有していたはずの生徒が
見たこともない真剣な目や
輝かんばかりの笑顔をこちらに向けていると
なんと新鮮な気持ちになるのでしょう。
* * *
生徒のそんな顔を、私はすっかり忘れていたことに気づきました。
冬休み中にふくらんだ彼らのイメージは
話を聞かなかったり、提出物をいつまでも出さなかったりという
良くないものが多かったのです。
私は先入観をもった教員になって
少し歪んだ目で生徒に接していたのです。
* * *
自分を振り返るチャンスはいくらでもあります。
気をつけて、淡々と、粛々と。

四ツ分 祥子(よつわけ しょうこ)
駿台学園 英語科常勤講師
塾講師5年、私立高校にて非常勤講師2年を経験。2011年度から新天地で常勤講師として勤務。
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