2012.01.13
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卒アル制作

駿台学園 英語科常勤講師 四ツ分 祥子

みなさま

あけましておめでとうございます。

遅ればせながら。

 

今年の抱負は

淡々と、粛々と、要領よく、です。

要領よくというのは、つまり

もう少し事務作業の時間を短縮できるようになろう

ということです。

 

*  * *

 

初記事ですが、仕事始めから気になったことを取りあげます。

 

*  * *

 

私がしたくない言い訳のひとつに

「忙しくて」

というものがあります。

とはいえ、前に学びの場の記事を落としたときに

編集者様にこの言葉を使って弁明しました。

でも実際は

そんなことを言っていたら

担任などはやっていられませんし

どんな職場でも状況は同じだと実感的にわかってきました。

忙しいには忙しいでも

言い訳としては使いたくないなと、今では思うのです。

 

*  * *

 

それに、言霊ですから

きっとそれを口にしたら

気持ちに余裕がなくなって

配慮すべきところにも配慮できなくなると思うのです。

たとえば

先入観をもつこと。

これは私が実体験として

どうしても受け入れがたい仕打ちです。

教員になってからも

自分自身がなるべくこれに惑わされないようにと

気をつけてはいたのですが……。

 

*  * *

 

新年早々ですが、この時期は

春高バレーの応援や出張など

イレギュラーな動きがいろいろあって

更に入試や卒業式の用意など

控えている大物がまだたくさんあります。

とはいえ

卒業生を見送るのは、教員にとって一大イベントです。

彼らへのプレゼントとなる卒業アルバム用に写真を選ぶにも

妥協なぞできません。

私は初年度ですから

3年間連れ添った担任の先生方と比べれば

たいした思いにもならないでしょうけど

それでも

思い出の写真を何百枚も見て

同じ時を共有していたはずの生徒が

見たこともない真剣な目や

輝かんばかりの笑顔をこちらに向けていると

なんと新鮮な気持ちになるのでしょう。

 

* * *

 

生徒のそんな顔を、私はすっかり忘れていたことに気づきました。

冬休み中にふくらんだ彼らのイメージは

話を聞かなかったり、提出物をいつまでも出さなかったりという

良くないものが多かったのです。

私は先入観をもった教員になって

少し歪んだ目で生徒に接していたのです。

 

*  * *

 

自分を振り返るチャンスはいくらでもあります。

気をつけて、淡々と、粛々と。

四ツ分 祥子(よつわけ しょうこ)

駿台学園 英語科常勤講師
塾講師5年、私立高校にて非常勤講師2年を経験。2011年度から新天地で常勤講師として勤務。

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