2011.12.02
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10年越しのクリスマス

駿台学園 英語科常勤講師 四ツ分 祥子

興味関心を惹くことを、あれこれ考えないといけません。

生徒にアンケートをとりました。

 

わたし「そろそろクリスマスですね。気になる洋楽、ありますか」

生徒A「先生、ラスト・クリスマスって知ってる?」

生徒B「歌ってよ、歌ってよ!」

生徒のからかいに、私は大真面目。

わたし「Last Christmas, I gave you my heart.

But the very next day you gave it away~♪ でしょ?」

一同、おおーすげー、と騒ぎます。

生徒C「ジョン・レノンのクリスマスの歌は?」

わたし「So this is Christmas. And what have you done?~♪」

ええー、なんでわかるのー?

と、また大騒ぎ。

 

・★  ★ ★

 

私が中学生だったとき

授業でよく英語の歌を歌いました。

歌を通して覚えたフレーズは

授業はじめの5分間の会話練習よりも

テスト対策用の文法プリントよりも鮮烈に

頭に残っています。

授業中に紹介されることで

新しい歌を覚えるきっかけにもなりますが

「あの歌を英語で歌いたいなー」という期待が

外れるとがっかりしたものです。

でも、『期待した歌』は

中学を卒業してずっと後になってから

何かの弾みでふと思いだし

歌詞を調べてこっそり練習することもできるのです。

私にとって、Wham!の“Last Christmas”はそういう歌の1つでした。

 

・★  ★ ★

 

時々、目の前にいる生徒が

中学生だった自分と重なることがあります。

“Last Christmas”を授業で流すとき

生徒Aを通して

私の叶わなかった希望を叶えられるのだから

ちょっとワクワクしてしまいますね。

四ツ分 祥子(よつわけ しょうこ)

駿台学園 英語科常勤講師
塾講師5年、私立高校にて非常勤講師2年を経験。2011年度から新天地で常勤講師として勤務。

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