2011.09.20
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サブカル男の旅行

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

私は旅行に行っても、いわゆる「観光地」にはあまり行きません。ショッピングもほとんどしません。では何をしているのか・・・。

 

先日、韓国に行ってきました。私の訪韓は2回目で、前回行ったのは11年前になります。11年も経てば色々と時代の変化が見られるものです。普通の人が見向きもしないような「時代の変化」をひとり楽しんできました。

 

その1 紙幣のデザインが変わっていた!

韓国入りしてすぐに入ったコンビニ。11年前の訪問時に使い切れなかった紙幣を財布に入れておいたので、それで支払うと、店員さんの「!」という顔。どうやら当時と紙幣のデザインが違うようです。後から銀行に行って両替した紙幣をみると、当時のものよりサイズがスリムになり、偽造防止技術が盛り込まれたデザインになっていました。コンビニの店員さんは久しぶりに見る旧札に一瞬とまどったのでしょうか?

 

その2 男性の靴がとんがっていない!

11年前、韓国の街を歩いていると、イケメンな男性の足元はまるで魔女でした。そう、靴の先がとんがっていたのです。どうやら、より鋭く、より反った形のとんがりがカッコよかったらしいです。それ以来、私の頭の中では「韓国のイケメン=とんがり靴」というイメージが定着してしまいました。ところが2011年現在、街中の男性の足元を見渡すと、とんがり靴を履いている人など誰もいません。たぶん、とんがり靴は当時の一時的な流行りだったのでしょう。

 

3.車のハンドルにつける握りが消えた!

韓国の車は日本とは逆の左ハンドルです。助手席に乗っても運転席にいるような感覚に陥ってしまいます。そんなことより11年前に行った時、驚いたのは韓国のドライバーはハンドルを握って片手でハンドルが操作しやすくするためのアタッチメントをつけていたことです。ところが、久しぶりに見た韓国の車、そのような握りを取り付けている車など皆無でした。韓国の方に尋ねたところ、10数年前まで、多くの韓国の車にはパワステが無く、ハンドル取り回しを楽にするためにアタッチメントをつけていたそうです。現在ではパワステ標準装備の車ばかりなので、そのようなアタッチメントは必要ないそうです。

 

私の性格上、海外に出てもこんな小さな時代の変化ばかり気になって、ひとりワクワクしています。学生時代に同級生の女子に「サブカル男」と言われていましたが、この文章を書いていて改めて、自分の「サブカル男」度合いの深さを実感しました。

 

さて、来月頭に修学旅行で北海道に行ってきます。前回、北海道に行ったのは6年前。サブカル男としては、どんな変化が見られるか今から楽しみです。

野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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