「夕暮れどきの寂しさに牛乳がよく似合います」私が大好きなアーティストの歌詞の一節です。さて、今回の話は歌のことではなく、牛乳についてです。
以前に「牛乳のフタに取ってはついていますか?」というタイトルでエッセイを執筆しました。http://www.manabinoba.com/index.cfm/8,11675,21,131,html
私、牛乳瓶がものすごく好きなんです。白、茶色、ピンク、オレンジ・・・かつて駅の売店の冷蔵ガラスケースには色とりどりの牛乳瓶が並んでいたものでした。カラフルさはパッケージのデザインではなく、中の飲料そのものの色。これがまたそそられるのです。
牛乳瓶のフタもまた趣深いものがあります。直径34ミリの中に、かわいいイラストあり、絶妙な色遣いのものあり、見ていて飽きません。
知らない土地に行って知らない牛乳を発見した時の喜びもまた格別です。修学旅行の引率に行ったときなど、牛乳瓶ばかり探しています。
牛乳瓶にこんな愛着を持つのってやっぱりおかしいのだろうか・・? と思うと、そうでもありません。インターネットで検索すると全国に多くの同好の方がいらっしゃいます。また、プレゼンイベント「ペチャクチャナイト」で、この趣味についてのプレゼンをしたところ、大変好評でした。私は決して変わり者ではありません(笑)。
でも最近の牛乳瓶は何だかスタイリッシュになりました。私が勝手に決め付けているだけかもしれませんが、牛乳瓶というと、「分厚いガラス」「ビニールフード&ひも」「紙のフタ」という3点セットが定番の正統派です。しかし、最近のスタイリッシュなものは「薄くて丈夫な軽量ガラス」「衛生的な密着フード」「飲み残しても安心なプラスチックキャップ」という形になりました。このスタイリッシュな瓶の勢力拡大のため、「正統派」牛乳瓶は絶滅寸前。もはやいまどきの小学生は給食に出される牛乳のフタでメンコ遊びなど知らないのです!昭和を知る最後の世代としてはちょっと寂しい・・・。
消えゆく「正統派」牛乳瓶の記憶を残しておこうと、ウェブページを作っています。その名も「岡山牛ビン倶楽部」!! 年に1回あるかないかののんびり更新ですが、牛乳瓶の魅力がきっとわかっていただけると思います。
やっぱり冒頭の歌詞じゃないけど、「牛乳瓶」って夕暮れどきのイメージだなぁ・・。
画像1枚目 色鮮やかな牛乳瓶
画像2枚目 「ペチャクチャナイト」でのプレゼンの様子

野村 泰介(のむら たいすけ)
学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。
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