2011.08.12
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出張15泊17日 その(1) ~旅の醍醐味

駿台学園 英語科常勤講師 四ツ分 祥子

お久しぶりです。
原稿を落としてしまい
読者の皆様も編集者様も
申し訳ございません。

★ ★ ★

今年の7月はあっという間に過ぎました。
特に、7月17日以降は
人生2回目の出張。
行き先はヨーロッパ!
なんと楽しそうな……と
よく羨ましがられましたが
これは生徒が主役、私は引率の身です。
目を凝らすのは
美術作品ではなく生徒、
歴史的建造物ではなく生徒です。

★ ★ ★

学生時代から
本物を見なくてはならない、と考えて
国内外問わず旅をしてきました。
観光名所や美術館めぐりも面白いのですが
やはり旅の醍醐味は
町のにおいや人々の生活のなかに潜り込んで
その国や地域の「リアリティ」を体感することです。

だから私は
地元住民が利用するような
スーパーや市場を
見て回るのが好きです。

例えば
台湾のスーパーには
仙草や冬瓜をゼリー状にした飲み物があって
現地の人々が健康食品として
サプリメントより
天然のものを摂取していることがわかります。
常夏のシンガポールの市場には
時期によって違う果物が並んでいるので
実はちゃんと季節があるということがわかります。

★ ★ ★

そうして、日本との違いを発見すると
その国や地域に漂う空気を体感できます。
本やガイドブックの情報が
立体的になり、匂いだすのです。
だから
サマースクールは
生徒にとって
異文化を立体的にする絶好のチャンスでした。
言葉にできなくてもいいのです。
生徒たちの体に「異文化感」は自然と染みついていきます。

その(2)につづく

四ツ分 祥子(よつわけ しょうこ)

駿台学園 英語科常勤講師
塾講師5年、私立高校にて非常勤講師2年を経験。2011年度から新天地で常勤講師として勤務。

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