2011.07.12
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パソコンができると思われている件について

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

昨年から情報科の主任を務めています。情報科というのは、普通教科「情報」のことであり、決して、校内のIT関係全般の責任者というわけではありません。国語や地歴などと同列の一教科主任です。

 

しかし、情報の教科主任などをやっていますと、「こいつ、パソコンマニアなんだろーな」「困ったら、野村先生呼ぶか!」という空気が職員室を包み込んでしまい、少々戸惑ってしまいます。なぜなら、私はパソコン操作があまり得意でないからです。

 

でもみなさん、誤解されています。私のことを「できる人」だと勘違いされています。

 

確かに、タイピングは速いです。でもタイピングの速さとパソコンスキルは関係ありません。エクセルでマクロとか言われても困ります!サーバがどーのこーの・・お手上げです。

パソコン壊れても直せません!

 

なぜ、こんなことになってしまったのかを振り返ってみました。すべての始まりは11年前、新採用の頃までさかのぼります。当時、私は趣味でホームページを作っていました。作ると言っても、作成ソフトを使っていたので大した技術はいりません。そのことを何かの折に職員室で話したところ、「野村先生、ホームページ自分で作れるんだって!」という騒ぎになってしまいました。しばらくして、学校ホームページの管理を任されるようになり、今年で9年目。9年もやってれば、ホームページのことについては詳しくなります。でもそれだけのことです。

 

あと、動画の編集や写真の加工。これが大好きなのがいけません。趣味の延長で、学校の紹介ビデオなどを作ります。こういう仕事を楽しそうにしていると、「パソコンが得意な人」とざっくり分類されてしまうのです。

 

ホームページが作れて、動画編集や写真加工をパソコンでサクサクこなし・・・あ、書いてて自分、すごい人のように思えてきました・・。いかんいかん!自分でも錯覚してしまいます。

 

繰り返します。私はパソコンが得意ではありません。もう少し突っ込むと、パソコンそのものにあまり興味もないです。目、疲れますし・・・。パソコンを使ってする遊びが他の人よりちょこっとできるだけです。

 

教科「情報」の授業は好きですよ。自分の意思で免許取りましたから。でも機械の操作を教えるのが苦手なので、自分の好きなことばかり1年間かけて教えています。一応、外部からの評価もいただいているので、ご紹介します。

 

第5回著作権教育の実践事例「ビデオ制作を通じた海外との著作権等許諾処理の実践

第6回著作権教育の実践事例「クリエイティブコモンズの可能性-クラス解散後の共同著作物をどう管理するか?

 

ただし、これは純粋な授業実践であって、パソコンの操作とは何の関係もありません。

 

パソコンを使って「何か」するところがたまたま目立ってしまい困っている全国の「IT担当」の先生方、同じような思いの人いませんか~?

野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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