2011.04.05
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25分の17

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

 

日記をつけています。1日約100文字。その日に会った人、食べたもの、こなした仕事・・それぞれの事象に対する自分のメンタル面はほとんど書きません。こんな淡々とした日記を毎日つけています。

 

現在のスタイルで日記をつけはじたのが2004年。かっこいいことを書こうとせずに日常の記録を淡々と書くのが長続きの秘訣でしょうか。

 

書きためた日記、これが結構役に立ちます。仕事上で新聞記者などから取材を受けると、必ず「このプロジェクトはいつごろから始められたのですか?」ということを聞かれます。細かいことは覚えていないことが多いのですが、そんなとき過去の日記をひっぱりだせば正確な日時がすぐわかります。また、「1年前の今日」を読み返すと、自分の中の年中行事(?)のし忘れ防止になります。「あ、そろそろアレにとりかかるころだな・・・。」

 

さて、私が日記をつける習慣を持ったのはかなり古く、手元に残っている日記で一番古いものは小学生だった1986年。25年前のことです。駄菓子屋、路地裏での遊び、テレビゲーム、昭和末期のこどもの生活がシンプルに書かれています。

 

中学生の頃は全く書いていませんでした、1993年、高校生になると再び書き始めました。この頃は日常を毎日綴るというスタイルではなく、毎日簡単なメモをつけていき、1週間~1カ月分をまとめて清書するというかなり本格的なスタイルでした。内容も恋愛、イラスト、詩、勉強の悩みと多岐にわたり、感情むきだしのその文章は10代の良い思い出となっています。

 

この私小説風の本格的な日記は大学入学後もしばらく続いていましたが、書くことに疲れて自然消滅・・・。再開したのが2004年というわけです。高校~大学時代の反動から、あっさりした事実の羅列になりました。

 

こうして振り返ってみると、1986年から25年のうち、スタイルを変えつつも17年間は日記をつけていたことになります。日記は自分の人生の軌跡、貴重な宝物。これからもずっとつけていくつもりです。さて、日記帳が増えていくことは自分自身の貴重な財産が増えて嬉しい半面、これ、人に見られたら恥ずかしいな~と思って、隠し場所に日々頭を悩ませています(笑)。

野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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