2010.11.10
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20周年を迎えて ~竹は節目で伸びていく~(by大沢啓二)

独立行政法人国立青少年教育振興機構 教育事業部 企画課長 松村 純子

私の勤務する施設では、11月5日に20周年記念式典を行いました。
 皆さんの中にも在職中に、学校の50周年や100周年という周年行事を体験された方も多いと思います。
 おかげさまで当日は、天気に恵まれ、約120名の方々にご出席いただき、無事式典を終える事が出来ました。

 式典を終えて私が思う事は、やはり「節目」とは大切なことだということです。
 「竹は節目で伸びていく」これは、先日亡くなった大沢啓二さん(元プロ野球日本ハム監督)の言葉です。
 前に野村元監督の言葉を紹介したことがありましたが、野球の監督をされた方の言葉には、心を打つものが、沢山あります。やはり、監督として多くの選手を育てた経験からの言葉は重みがあり、説得力があります。

「竹は節目で伸びていく。」
人間も、人生の節目で伸びていきます。これは環境が変わること等により、様々な活躍の場が与えられることで発揮されるのだと思います。
 人生の節目では、つらいこともあります。その節目で頑張る人こそ伸びることができるのでしょう。
 人の節目は人それぞれです。1年ごとに作られる人もいれば、5年の人もいます。その人の人生によって異なります。

 子どもたちにとっては、学校の「6(小)・3(中)・3(高)制」が、節目なのではないかと考えます。
 「受験戦争」はないほうがいいですが、まさしく高校受験は、この節目だと言えるのでしょう。
 近頃は、「小中一貫校・中高一貫校」も増えていますが、私はこの学校の節目というのもは、大切なのではないかと改めて思いました。

 先生方の場合は、学校を異動する時がまさに節目となるのでしょう。
 私たち施設の職員は、およそ3年ごとに異動する場合が多く、これが節目となるのではないかと考えます。

 日々の蓄積がものをいう仕事では、5年、10年といった長い期間が節目になります。
 私たちの施設は、20年の節目を迎え、施設における竹の節目となるのではないかと考えます。そしてこの節目を境に、より太い竹にするために、また頑張ろうと思っています。

松村 純子(まつむら じゅんこ)

独立行政法人国立青少年教育振興機構 教育事業部 企画課長
元小学校の教師です。勤務地の異動に伴いしばらくお休みをしておりましたが、2年半ぶりの再登場です。「青少年の体験活動の重要性」を発信したいと思います。




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