2010.07.16
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

ニュージーランドへとうとう来てしまいました

建築家(グローバルアーティスティック代表) 岩崎 亮平

かねてからの計画であった南半球へこの7月から来ています。なぜ南半球かといいますと、私は日本の6月~9月の夏の暑さに弱く、特に湿度のある梅雨の暑さがだめなのです。それに加えて、去年の4月から息子がオークランドの高校に留学していますので、よい機会でした。
ちょうど蒸し暑い梅雨の日本を離れ、オークランドに着いたのですが、それはもうすがすがしい晴天が私を迎えてくれました。ご存知のとおり日本とは季節が逆でNZはちょうど初冬です。冬は雨が多いそうですが、いわゆるシャワーと呼ばれ降ってもすぐ晴れることが多いです。またオークランドは北部の都市なので、冬でも比較的暖かく氷点下になることはないようです。(南部は南極に近いので寒い!)

さて、早速息子の通うRangitoto Collegeへ行きました。この名前は先住民であるマオリ族の言葉で、市内のいたるところに使われています。日本とは違い、5年間通うカレッジで日本の中学2年生から高校3年生に当たります。
そして、学年は2月から始まり、11月までを4つのターム(学期)に分かれ、各タームの間に2週間の休みがあります。12月と1月は日本でいうところの夏休みになります。やはり日本とは随分違います。

カレッジには、留学生をサポートする部署があり、そこの女性ディレクターに会い、いろいろ話を聞きました。NZでは組織のトップにも女性が多く活躍しています。
その後、息子に学内を案内してもらったのですが、7月3日にちょうどターム2が終わったので、生徒は誰もいません。本来でしたら先生も関係者も休みになると一切学校へは来ませんし校門が閉鎖されてしまいます。今回は生徒の成績をまとめるために、一部の先生が残っていました。休みになると先生すら学校に立ち入ることができないところは、徹底しています。

このカレッジは、世界中から留学生を数多く受け入れており、何と生徒数は4000人を越えるとのこと。それだけに敷地もこれまた広く大学のキャンパス並みです。そして敷地内はすべて芝生で管理が行き届いています。
写真1,2、は美術室ですが、これを見る限り日本とさほど変わりませんし、逆に校舎の造りはとてもシンプルで簡単、恐らく日本のそれのほうがきっちり造られています。
学生は、自分の選択した科目ごとに教室を移動し、授業を受けます。選択科目もこれまた沢山あります。

写真3は、オークランドの街中にあるオークランド大学です。敷地の囲いがなく、街中に溶け込んでいます。NZには大学が8つしかなく、これはそのうちの一つですが、世界の大学ランキングの上位50校入るぐらい難しいそうです。私もこんな環境にある大学ならもっと勉強したかも知れません?。。。。
100716a.jpg100716b.jpg100716c.jpg

岩崎 亮平(いわさき りょうへい)

建築家(グローバルアーティスティック代表)
建築設計の仕事が本業ですが、「こども建築ワークショップ」を主宰し、学校へ出前授業を行っています。子どもに関わること全てが私のライフワークです。子どもは人類の宝者ですから。

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop