2010.05.11
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私のアイデア・タイム(自分だけの時間)

独立行政法人国立青少年教育振興機構 教育事業部 企画課長 松村 純子

 新年度に入り、1ヶ月が経ちました。連休でホッとすると同時に1ヶ月の疲れを感じたのではありませんか。そんな疲れを癒し、リフレッシュするのには、「自分だけの時間」を持つことが必要だと思っています。
 みなさんが、モノを考えたり、教材のアイデアを練ったりするのは、どんな場所ですか?
 私は、教員時代から、何かモノを考えたり、仕事のアイデアを練る時、どうしても一人きりにならないと色々思案できない質で、更に静かな暗い真夜中が一番仕事がはかどるという身体に悪い体質です。
 職場でも新しいアイデアは浮かぶのですが、次から次に押し寄せる書類に目を通しているうちに忘れてしまいます。一人でいられる車の中では、浮かんだアイデアをメモできないので、これもすぐに忘れてしまいます。
 みんなが寝静まった時間帯に原稿を書いたり、仕事の段取りを立てる事が多かった私ですが、最近私のアイデア・タイム(自分だけの時間)が夜から昼間に移動しつつあります。
 
 今、唯一私が、ゆっくりとした時間を過ごせ、アイデアを生み出せるのは、週に一回大学へ行く途中に立ち寄るファストフード店です。この時間が、最近の私のアイデア・タイムとなっています。
 土・日出勤も多いので、平日休みを貰えるのですが、平日のモーニングとランチの狭間の時間帯に、私は、遅い朝食兼早い昼食をとっています。この時間は空いていてお客さんは、まばらです。コーヒーを飲み、窓の外に目をやり、行き交う車を眺める、そんなホッとするひとときをとても大切にしています。
 食事をとりながらの1時間ですが、たくさんの仕事に優先順位をつけ、段取りを立てたり、浮かんだ教材のアイデアを整理したり、新しい仲間づくりの実習を考えたり、読みたかった教育雑誌に目を通したりしています。
ゆったりした1時間はあっという間に過ぎ、私は学生の待つ大学へ向かいます。
大学が遠いので教える時間よりも通勤に時間がかかり、まるまる1日潰れてしまいますが、学生たちに教えることは、自分自身の学びにもつながり、まさに生涯学習を実践している気がします。

というわけで、ファストフード店でのひとときが、今の私のアイデア・タイムです。
 そうそう、今回の「つれづれ日誌」の骨組みを立てたのも、もちろんこの時間です。

松村 純子(まつむら じゅんこ)

独立行政法人国立青少年教育振興機構 教育事業部 企画課長
元小学校の教師です。勤務地の異動に伴いしばらくお休みをしておりましたが、2年半ぶりの再登場です。「青少年の体験活動の重要性」を発信したいと思います。




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