2010.03.08
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冬の虫の学習をしました。

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

 明石では、イカナゴ漁解禁になりました。いよいよイカナゴのクギ煮の季節です。イカナゴの新子を醤油・砂糖・水飴・ショウガなどを使って甘辛く煮つめて佃煮のようなものをつくります。できあがった姿がクギのように見えるようなことからこの名前が付いたとも言われています。もうしばらくすると、町を歩くとクギ煮を作る匂いが町に溢れます。

 我が家の庭の梅の木には、どこからともなく飛んできます。メジロはどうやって梅の花を見つけるのでしょうか?においでしょうか?花の形?色?とても不思議ですね。カモメが船の後ろを飛んでいたり、田畑ではトラクターが耕して後に小鳥が飛んできて掘り出された生き物をついばみます。本当に生き物の不思議を感じますね。

 先週、3年生の授業に外部講師を招きました。昆虫の大先生です。冬も虫たちをテーマに講話と観察実習を行ってもらいました。やはり、専門家の話を聞くと子どもたちの目が輝きます。また、実物を目の前にしてある意味すごく興味をもって観察していました。
ハートの模様のあるカメムシ、牛の角のイメージのカメムシや普段目にしないヘビトンボなど水生昆虫も観察することができよい経験ができたと思います。

 専門家の視点と私たち担任の視点を組み合わせることでより良い活動を子どもたちに仕組んでいければと考えています。

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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