2009.12.14
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カマキリの卵発見プロジェクトチーム

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

 前回の日記の中で体に気をつけてインフルエンザに負けないように頑張ります。なんて書きましたが、当の私がインフルエンザになってしまいました。ちょっとのどが痛いなと思っていたら、発熱。おかしいな念のためにと思ってかかりつけに電話。駐車場で待機しました。車の中でインフルエンザ検査、他の患者さんから少し離れた待合いへ最初は反応が出ていなかったのですが、しばらくしたら「反応が出ました。」とのことでさらにおくの隔離された待合いへ・・・。「○○さんのお母さん診察室へ・・・」・・・・奥さんでしょう(^o^)

 クラスの発生のピークの時は、大丈夫だったのに油断したわけではないのに突然やってくるインフルエンザ。周りからは若いねの一言。本人は年を取ってからのインフルエンザに苦しんでいるのに・・。タミフルの効き目と副作用のようなものに苦しみながら子ども達と同じ体験をしました。やっぱりインフルエンザにはなるものではないですね。幸い土日が挟まっていましたので、子ども達への影響は最小限ですませることが出来ました。面目がなかったですね。

 さて、環境体験活動も子ども達の調べ学習の発表もとりあえず終えました。しかし、このままでは発表をしただけで終わる子どもも結構いるのかな??ちょっぴり心配です。3年生という発達段階なので、今回の活動の中で自然にどっぷり浸らせてやることが出来たのは、良かったのかなと思います。虫の絵を見ただけで泣き出す子がいたのですが、その子がコクワガタを手に持っているちょっとした姿に感動しました。

 今の子ども達を次への活動につなぐために冬の昆虫の姿を、子ども達と見ていこうと考えています。あんなに夢中で昆虫を追いかけたり調べたりしていた子ども達も 虫たちの姿が見えなくなると子ども達の関心は薄れています。そこで、このプロジェクトを立ち上げようと考えました。いろいろな昆虫の冬越しの姿を子ども達と探すのですが。特にカマキリの卵は分かりやすい形の一つかなと思います。

 北海道にはあまりいないようなのですが、他の地域ではカマキリは多く見かけることが出来ます。卵もこれから木々が落葉してくると見つけやすくなります。コオロギやバッタなどの卵は見つけにくいですので、それと比較すると分かりやすいのでよいと思います。
ただ、意識して探さないと見つかりません。周りの自然環境を見つめ直す必要がでてきますし、周りの人に声をかけて情報を得る必要も出てきます。

 カマキリの卵を見つける活動をする中で、再度自然環境に目を向けさせる事が出来ればと考えています。もちろん、そんな中でテントウムシやコガネムシの冬越しの姿や子ども達の追いかけていた昆虫たちの冬越しにも目がいってくれると考えます。自分でも探してみましたが最初2週間ぐらいは発見できませんでした。見つかり出すと一度に3コ4コと発見でき自分でも感動しました。皆さんも発見されたらコメントを寄せて下さい。あなたも全国カマキリの卵発見プロジェクトチームの一員です。

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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