皆さんは、学級通信のタイトルをどのようにして考えていますか?
実は、タイトルにある「イカウインナー」とは、5年ぐらい前に僕が学級通信につけたタイトルです。
以下、そのときの学級通信第1号の文章を引用します。
「イカウインナーって何?」
わが息子の言葉です。
今週、妻は朝食にタコウインナーをつくり、息子の目の前に置きました。
初めて見る形。彼は興味津々です。
そこで、僕が「これなに?」と聞いてみました。
ちょっと考えた後にうきうきして言った言葉は…
「イカ」。
思わず笑ってしまいました。
社会通念として「これはタコウインナー」と教えることも大事ですが、イカだって間違いではない。僕はこういうセンスのよさが大好きです。
昨年度同様、子供たちの発想の良さを大事にし、子供たちの成長の様子をしっかりと見つつ、小学部最後の1年間を明るく楽しく元気に過ごしていきたいという気持ちをこめ、この題名を付けました。
以上で引用を終了します。
多少補足をさせてもらうと、このとき作ったウインナーは、足が短めで、見方によってはイカにも見えたと記憶しています。
とはいえ、昔も今も、子どもの発想のよさに驚かされ、同時に学ばされることがたくさんあるな、と感じています。
それから5年後、現在のわが息子は自ら包丁を使って切れ目を入れ、上手にタコウインナーやカニウインナーを作るようになりました。いつの間にか「タコさんウインナー」と言うようになり、自分がかつてタコウインナーを見てイカと言ったことは記憶にないようです。
話は戻りますが、
どこの学校でも、「えがお」「スマイル」「ファイト」「元気」「ひまわり」「たんぽぽ」といった言葉は必ずどこかの学級通信のタイトルとして使われていると思います。
別にありきたりなタイトルが悪いというわけではなく、僕も「えがお」というタイトルを何年か使ってきました。
ここで大切にしたいのは、学級通信のタイトルは、担任のねがいを伝えるこの上ない手段であるということです。
毎週(毎日)、必ず子どもと保護者の目に触れるものって、あまりないですよね。
タイトルにねがいをこめることで、叶うような気がしていました。
僕が「えがお」とタイトルをつけた理由は、みんなの笑顔が好きだからでした。
そのためには、ちょっと気をひくようなタイトルのほうがいいだろうし、どんなタイトルだとしてもタイトルの由来はしっかり伝えたほうがいいと思います。
ちなみに、「イカウインナー」は、名前が奇抜すぎてそこにこめた願いがすぐに見えなくなり、10月ぐらいには「どうしてこんなタイトルにしたんだろう」と思う自分がいました。
これでは本末転倒です。
何かを決断するときには勢いや大胆さも大切なのですが、慎重さや冷静さも大切です。
特に、僕は時折突拍子もない行動に出て後で猛省することがあります。
「イカウインナー」は、奇をてらいすぎて裏目に出る典型例として、僕の中では戒めとなっているタイトルです。
最近、昔のファイルを整理していたときに偶然「イカウインナー」を見つけ、いろいろ思い出したので書いてみました。
実は、タイトルにある「イカウインナー」とは、5年ぐらい前に僕が学級通信につけたタイトルです。
以下、そのときの学級通信第1号の文章を引用します。
「イカウインナーって何?」
わが息子の言葉です。
今週、妻は朝食にタコウインナーをつくり、息子の目の前に置きました。
初めて見る形。彼は興味津々です。
そこで、僕が「これなに?」と聞いてみました。
ちょっと考えた後にうきうきして言った言葉は…
「イカ」。
思わず笑ってしまいました。
社会通念として「これはタコウインナー」と教えることも大事ですが、イカだって間違いではない。僕はこういうセンスのよさが大好きです。
昨年度同様、子供たちの発想の良さを大事にし、子供たちの成長の様子をしっかりと見つつ、小学部最後の1年間を明るく楽しく元気に過ごしていきたいという気持ちをこめ、この題名を付けました。
以上で引用を終了します。
多少補足をさせてもらうと、このとき作ったウインナーは、足が短めで、見方によってはイカにも見えたと記憶しています。
とはいえ、昔も今も、子どもの発想のよさに驚かされ、同時に学ばされることがたくさんあるな、と感じています。
それから5年後、現在のわが息子は自ら包丁を使って切れ目を入れ、上手にタコウインナーやカニウインナーを作るようになりました。いつの間にか「タコさんウインナー」と言うようになり、自分がかつてタコウインナーを見てイカと言ったことは記憶にないようです。
話は戻りますが、
どこの学校でも、「えがお」「スマイル」「ファイト」「元気」「ひまわり」「たんぽぽ」といった言葉は必ずどこかの学級通信のタイトルとして使われていると思います。
別にありきたりなタイトルが悪いというわけではなく、僕も「えがお」というタイトルを何年か使ってきました。
ここで大切にしたいのは、学級通信のタイトルは、担任のねがいを伝えるこの上ない手段であるということです。
毎週(毎日)、必ず子どもと保護者の目に触れるものって、あまりないですよね。
タイトルにねがいをこめることで、叶うような気がしていました。
僕が「えがお」とタイトルをつけた理由は、みんなの笑顔が好きだからでした。
そのためには、ちょっと気をひくようなタイトルのほうがいいだろうし、どんなタイトルだとしてもタイトルの由来はしっかり伝えたほうがいいと思います。
ちなみに、「イカウインナー」は、名前が奇抜すぎてそこにこめた願いがすぐに見えなくなり、10月ぐらいには「どうしてこんなタイトルにしたんだろう」と思う自分がいました。
これでは本末転倒です。
何かを決断するときには勢いや大胆さも大切なのですが、慎重さや冷静さも大切です。
特に、僕は時折突拍子もない行動に出て後で猛省することがあります。
「イカウインナー」は、奇をてらいすぎて裏目に出る典型例として、僕の中では戒めとなっているタイトルです。
最近、昔のファイルを整理していたときに偶然「イカウインナー」を見つけ、いろいろ思い出したので書いてみました。
遊佐 理(ゆさ おさむ)
北海道真駒内養護学校 教諭
特別支援教育コーディネーターになって3年目。特別支援教育のプロフェッショナルとして、笑顔で人と人とをつなぐことを目指して頑張っています。
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