2009.09.30
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意外と足、速いんですね

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

「先生、意外と足、速いんですね」
毎年9月に主に1年生に言われる言葉です。

本校は9月に体育祭を行います。その中で最も盛り上がるのが部対抗リレー。各部活動の部員がチームを作って走るのです。弓道部ならハカマ姿で、美術部は絵筆をバトンに、とそれぞれ部の特徴をパフォーマンスしながら走るのが観客の目を引きます。さて、部対抗リレーが盛り上がるのはそれだけじゃありません。実は、このリレーに、部のチームに混じって「教員チーム」が出場するのです。教員チームの走りが毎年大人気!!

大体、20代~30代の教員が中心となって2チーム作ります。監督は教頭。メンバーから走る順番まですべてワンマンで決めます。大体、体育祭1週間前位に、突然背後からやってきて
「リレー、今年も選手に入れといたから。コケたらボーナスカットね(笑)」なんて言いながら肩をポンと叩きます。

教頭のご指名があった先生、表面上「え~、今年もッスかぁ?」と嫌がるフリをしますが、内心、この言葉を待っている先生は少なくないようです。

実は私もその一人。走るの大好きなんです。といっても体力と持久力に自信が無いので短距離専門ですが・・・。

でも、普段、学校ではグータラしてるし、球技が大の苦手で、春の球技大会ではドジなとこばっかり見せているので、生徒から見ると、とても「走るの大好き人間」には見えません。

私がトラックに立つと、走る姿をまだ見たことない1年生は「ヨタヨタ走る姿」とか「バトン落とす姿」を期待してからかってますが、いざ走りはじめてグイグイ抜かしていくと・・・

「先生、意外と足、速いんですね!」
と冒頭の言葉をもらいます(笑)。

この言葉、今年で言われるの10回目。そろそろトラック1周全速力で走ると吐き気を感じる歳になってしまいました。あと何年、「意外と走るのが速い先生」でいられるでしょうか?

写真は体育祭で走る私(右)
taiiku.jpg

野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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