2009.09.07
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近所の公園へ虫取りに行ってきました。

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

 いよいよ2学期が始まりました。新型インフルエンザの関係で今年は、8月24日の週を登校日に設定して、午前中半日を補充学習に充てていましたのでスムーズにスタートが切れたという感じがしました。

 また、この夏休みから学校の耐震工事が始まって騒音と工事の機器操作の都合で南側の窓を開けられない時間帯が多いのですごく暑いのが少しつらいです・・・。私はサウナ効果で少しダイエット出来るかも知れないですが、子ども達の学習効率や体調管理にいっそう気を配らなければと考えています。

 3日の日に近くの県立明石西公園というところに昆虫採取に学年全員(50名)で出かけました。全員捕虫網と虫かごを持ち張り切って出かけました。昨年度も3年生が出向いてトンボや蝶を中心に結構成果があったと聞いていたので期待しながら行きました。

 下見の時にもたくさんトンボや蝶を見ましたし、初めて見る種類のトンボ(チョウトンボ?)を発見して少し私自身も期待していきました。しかし当日は、あいにく低気圧が接近しており、所長さんのお話にも「虫たちは賢くて、こんな日は危険を察して隠れてしまうのですよ。」というお言葉があったり、事実余り虫の姿がなかったので少々不安がよぎりました。
 
 所長さんから虫のいそうなポイントを聞いたり、質問をさせて頂いた後張り切って虫取りをはじめました。開始早々花壇の近くに行った子が「捕まえた!!」と歓声をあげると子ども達のテンションも上がり大きな公園の中で思い思いに昆虫探しを始めました。先ほどの子どもはクロアゲハをゲットしていたようです。

 大きな芝生で、バッタやトンボを探す子ども達や花壇に飛んでくる蝶や葉っぱの間に隠れている虫を探す子もいました。また、池では飛んでくるギンヤンマにこだわりずっとそこでアミを構えている子、木の下や草むらにこだわってコオロギやそのほかの虫を捕まえた子……、その子達なりの目線で昆虫採集に挑戦していました。

 所長さんが言っておられたように見た目には昆虫は少なかったのですが、子どもはやっぱり独特の感性や観察眼を持っているようです。
 意外だったのは、多くの子が採集をした後自然に虫を帰してあげていたことです。教室やお家で責任を持って帰るんだったら連れて帰って良いよという話をしていたのですが・・・。私なんか子どもの頃、夏休みに虫かご一杯の蝉を家に持って帰って「こんなに沢山どうするの?」なんて言われてたんですがね(^o^)
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原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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