2009.09.18
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離れていても

北海道真駒内養護学校 教諭 遊佐 理

「教育つれづれ日誌」の第五期の記事もこれで最後になりました。

この半年間は、忙しいながらも充実した月日でした。コーディネーターとしても2年目で、まだまだ未熟ながらも、徐々に自分の考えを表現できるようになりました。とはいえ、まだまだ場違い発言も多く、反省の日々ですので、更なる精進が必要です。

そんな中、つれづれ日誌の執筆のチャンスをいただきました。僕自身初めての経験で、とても緊張しながら半年間原稿を作り続けました。
見ての通り、つたない文章ではありますが、今の僕にしかかけない文章を目指して執筆に励んできました。
その甲斐があってか、知り合いの方から「つれづれ日誌読んでいるよ。面白いね。」と声をかけていただけることがあり、うれしい経験をさせていただきました。

離れていても、僕の文章が届くこのコーナーは偉大だな、と感じています。



僕には、離れていても僕の文章が届いてほしいと願う人が何人かいます。
その中の一人に、僕が教育実習で特別支援学校に行ったときにお世話になった先生がいます。

その先生は、直接の指導教官ではなかったのですが、折に触れていろいろ教えていただいていました。

実習後も何度かお会いし、そのたびに温かい声をかけていただいていました。

そして、卒業間近にお会いしたときにその先生からこんな言葉をかけていただきました。

「離れていても、頑張っていれば、お互い何をしているのかは雑誌や資料なんかで分かるようになる。お互い、それぐらい一生懸命頑張って刺激しあおうな。」

このとき、僕は、実習でお世話になった特別支援学校から遠く離れた北海道に採用が決まっていて、その先生には当分お会いできないことが分かっていた中での言葉でした。

僕は、この言葉に勇気をもらいました。

離れていても、つながっていられるような、そんな気がしました。

それから12年。
結局、その先生とは一度もお会いできませんでした。
その先生は、すでに実習先の特別支援学校から転勤していらっしゃるので連絡先も分かりません。
しかし、その先生が活躍している様子は、雑誌や書籍で拝見することができます。そのたび、あの言葉を思い出し、自分も頑張らないとな、と思い続けてきました。


その先生にも、僕の文章を読んでもらえたらうれしいな、と思っています。



ちなみに、第六期も執筆者に加わらせていただきました。つたない文章ではありますが、今後も一生懸命書いていきますので、よろしくお願いします。

遊佐 理(ゆさ おさむ)

北海道真駒内養護学校 教諭
特別支援教育コーディネーターになって3年目。特別支援教育のプロフェッショナルとして、笑顔で人と人とをつなぐことを目指して頑張っています。

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