2009.09.02
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何もしない半日

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

山陽女子中学・高校では全国から生徒が集まるので寄宿舎があります。現在、30名ほどの生徒が寝食を共に生活しています。寄宿舎には寮母さんがいるのですが、完全な住み込みではありません。その寮母さんの休みのときを我々教員がサポートします。だいたい3ヶ月に1度くらいの割合で、土日のデータイム半日の寄宿舎当番があります。(それに加えて女性教員には泊まり勤務があります。)

ほとんどの寄宿舎生徒は部活動のため土日も学校に行くので、寄宿舎当番といっても留守番みたいなものです。当番は静かな寄宿舎の中で半日過ごすことになります。

私、実はこの当番が好きです。なぜなら、堂々と「何もしなくて」良いから。寄宿舎にいることが仕事なので・・・。この日は1日読書したり、いろいろな考え事をしたり、雑務を集中的にこなしたり、ボーっと窓の外をながめたり・・・。
日常の喧噪の中で絶対にできないことを満喫できます。

「何もしない日」って必要だと思いませんか? ところが学校の教員というのは極端な話、24時間仕事から離れることができないので、なかなかオンとオフの区切りがつかず、体調を崩してしまう人も多いのです。私にとって、この寄宿舎当番は日頃の忙しさをリセットする大切な「ひとり時間」なのです。
ただ、当番で「ひとり時間」に甘えることができるのも、寄宿舎が落ち着いた環境だからでしょうね。

今日は当番中に執筆しています。相変わらず寄宿舎は静かですよ。

野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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