2009.08.24
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子どもの目線にたった観察眼を持ちたいですね。

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

明石市では、この24日(月)から1週間、新型インフルエンザで休校措置を取った分の学力保障の意味合いもあり、登校日になっています。子ども達の元気な顔に1週間早く会えることになります。
 それに会わせるかのように新型インフルエンザが再流行の兆しを見せているのが心配なのですが・・・。新型インフルエンザのことが報道されるやいなやまたもやマスクが店頭から消えていました。つい1週間ほど前にうずたかく積まれたマスクに・・・1組の親子連れが「買っておこうか?」「そなんいらないわ」といっておられたのに・・・報道の力ってスゴイですね。

 大阪では学級閉鎖の基準をゆるめたとか?どちらにしても学校の危機管理の問題だと思います。風評に惑わされず、新型インフルエンザに関する時々の正しい情報を集めその時々にあった的確な判断を行って行くことが大切ですね。これはご家庭に置いても同じ事だと思います。
 手洗いうがい、マスクといった通常のインフルエンザ対策をきちんとしていけばパニックになる必要はないと考えます。そして保健センターや役場からの情報をしっかり把握しておくことが必要でしょうね。みんなで正しい衛生管理をして少しでも流行を食い止めれると良いですね。

 さて、お話は変わりますが今私の関心は2学期からの学習に備え、身近な生き物観察をしています。このことはここ何回かお話ししているのですが、知識的には結構いろいろ調べたり見たりして今まで知らなかったことにも出会い、これは是非子ども達にも知らせてあげたい。なんて少し成果はあったのですが、実際に実物をこの目でとなると鳴く虫などは、ほとんど姿を見つけることが出来ません。

 思い起こして、子ども時代はというといろいろな虫を捕まえていたような気がします。生態についてそれほど詳しかったわけではなく、実にいろいろな生き物と出会えていたような気がします。それは、単純に環境の変化では片づかないような気がしてきました。
 ここでも子どもの目線と子どもの感性、言い換えれば素直に自然と向き合う子どもならではの出会いだったかも知れません。2学期からの活動では、今一度子どもの感性も併せ持って自分自身も夢中になって学習を仕組んでいこうと思っています。
 (全国の生き物情報(鳴く虫情報)も待ってます。(^^)/)

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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