2009.06.23
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最初の印象が大事?

東京都 栄養教諭 宮鍋 和子

「教師も人気商売です」
初任者研修で一齣。

「「今度の○○先生って、すごくいい先生みたいよ」という噂からスタートすると、保護者はそれだけで、好意的な見方をしてくれるのですが、「今度の○○先生って、なんだか、嫌な感じじゃない」という噂からスタートすると、何をしても、冷ややかな評価を下されてしまう。そういう意味では、教師も人気商売なのかもしれません」

 そんな、お話を伺ったばかりの今日、本校では、給食試食会が開かれました。今年は53名の申し込みがあり、ランチルームで賑やかに会食を。
最後に、アンケートをお願いするのですが、その中にこんな声が。
「子どもが、今年に入って、給食がおいしくなくなったといっています」
その一言だけなのです。
味の評価をみると「薄い」に○が。
しかし、管理職からは、「今年に入って、ちょっと、味が濃くなったのではないか?」と指摘されており、昨年と比べて薄いということは・・・

子どもの「給食がおいしくない」という言葉から、「おいしくないんだ」という先入観を持っての試食だったのでしょう。それ以上、何も書かれていないので「薄い」と感じられた以外に、お母様として、給食全体に対してどのような感想を持たれたのかはうかがい知れません。
しかし、「今年は給食がおいしくない」というイメージを崩していくためには、相当の時間がかかりそうだということは感じました。
保護者が給食を試食する機会は、本校では年に1回しかありません。そのため、お母さんには「給食おいしくなったよ」「給食、楽しみだ」と子どもを介して宣伝していくしかありません。
お便りや、学校公開等の機会を使って、本校の「給食」や「食育」の様子、それに取り組む姿を見てもらい、理解をしていただくしかないのでしょう。
最初の印象がいかに大切かを痛感した試食会となりました。

「教師も人気商売です」
厳しくても信頼できる先生。
楽しい先生。
ちょっと、頼りないけど、つい助けたくなってしまう、親しみのある先生。
“人気”の秘密は様々ですが、いずれにしても、
「教師も人気商売」になったということでしょうか・・・。

宮鍋 和子(みやなべ かずこ)

東京都 栄養教諭
定時制高校、聾学校(高・専)、中学校と勤務し、2007年春より小学校に勤務することになりました。学校給食を通して、子どもたちと一緒に、成長できたらと思います。

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