2009.06.11
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「Nature」から月桂樹!

横浜サイエンスフロンティア高校 生徒支援センター主任 植草 透公

世界中の研究者が講読する最も権威ある総合学術誌「Nature」からYSFHに月桂樹が贈られることになり、記念植樹式が行われました。

YSFH常任スーパーアドバイザーである和田昭允博士とNature Asia-PacificのCEO David Swinbanks博士の特別講演の後、グラウンドへ移動。先日植樹されたニュートンのリンゴの木とメンデルの間に、贈呈された月桂樹は植えられました。

「Nature」(ネイチャー) は、1869年11月4日、イギリスで創刊された週刊科学誌で、世界の研究者が購読する最も権威のある総合学術誌です。
本校のスーパーアドバイザーの代表論文が玄関ホールの肖像写真の下に掲示されていますが、その5編のうち3編までが「Nature」に発表されたものなのです。科学者としてこの雑誌に論文が掲載されることは非常に名誉なこととされています。
 本校の常任スーパーアドバイザーである和田昭允博士は、「Nature」の名編集長として名高いJohn Maddox卿(1925-2009)と四十年来の親友で、ネイチャー・アジア・パシフィックの現在の総支配人であるDavid Swinbanks博士とも長年の親しい関係にあります。 その様な背景から、このたび日本で初めてサイエンスを校名に冠した横浜サイエンスフロンティア高校の発足に当たって、卒業生が「Nature」に素晴らしい論文を発表し世界に雄飛することを願って、「Nature」から月桂樹が贈呈されたのです。
 なお、月桂樹(laurel)は、ギリシャの太陽の神・アポロンの 聖木で、叡智と栄光の象徴です。古代ギリシから今日まで、この葉で作られた冠を英雄、勝者、あるいは、学位取得者の頭上にかかげる習慣があり、ノーベル賞受賞者が “Nobel laureate” と呼ばれるのも、この理由によるのだそうです。


写真(上):特別講演会の様子
写真(中):記念植樹式の様子
写真(下):寄贈された月桂樹



横浜サイエンスフロンティア高校ホームページ
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/sidou2/koukou/sfh/
【関連記事】実践の場から:地域が取り組む教育改革
http://www.manabinoba.com/index.cfm/6,10248,14,1,html
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植草 透公(うえくさ ゆきまさ)

横浜サイエンスフロンティア高校 生徒支援センター主任
平成21年4月に開校する横浜サイエンスフロンティア高校(YSFH)の開設準備を担当しています。

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