2009.04.28
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

春菊の収穫

東京都 栄養教諭 宮鍋 和子

「え~!?食べられるの!」
春菊を摘みながら子ども達が騒いでいます。
ちょっ~と!!育ちすぎてしまった春菊ですが、「せっかく育てたので食べたい」との要望に応えることに。
葉が硬くなっていないか、葉を摘まんで“パクッ”と食べていると、
「え~!?食べられるの!」「生だよ」との悲鳴が。
「え~!学校のお野菜、お薬まいてるの?」逆に聞き返すとみんなで首を横に振ります。「生の春菊に、ごま油で作ったドレッシングをかけるとおいしいんだよ」「あっ。鳥とかたくさん飛んできて、糞とかおとしているかなぁ」「それはある!!」
「やっぱり、洗ってからのほうがいいかぁ」

黄色い花を咲かせてしまった春菊の上のほうのやわらかい葉のみを収穫。“春菊!!”という強い香りは消え、上品な香りが残っています。草団子にしようかケーキにしようか迷った結果、シンプルにかき玉汁で食べてみることに。さて、子ども達の反応はいかに??
(硬くなった葉は、青臭くてさすがに使えませんでしたが・・・)

「春菊って、こんなかわいい花が咲くんだね。」
食べるつもりで育てていたのでしょうが、子ども達は思わぬ花摘みも楽しんでいました。

写真上:柔らかい葉っぱだけとってね。
写真下:1年生の給食。早くたくさん食べられるようになってね。
CIMG1835.jpg210422.jpg

宮鍋 和子(みやなべ かずこ)

東京都 栄養教諭
定時制高校、聾学校(高・専)、中学校と勤務し、2007年春より小学校に勤務することになりました。学校給食を通して、子どもたちと一緒に、成長できたらと思います。

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop